「独りがいい」と「独りでい」いの真ん中で

疲れ果て

投げ捨てられた人

役に立たないなら死人と同じ

役立たずのぼくは屍のように

リストに載る

作り笑いがお似合いの君には

沢山のご褒美を

感情を売り物にする

夢や希望を誰かに差し出す

祈りを捧げるのは

お地蔵さまくらい

天にも地下にもぼくの想いは到達しない

たまには

夢を買ってみよう

君の笑顔にいくらいる

売り物はいつも哀しげな

泣きたくなるほどの切なさを突きつける

交換ではなく売買の世の中に

贈与の一撃を食らわせるのなら  

生きるために満員電車にだって乗れる

糊口のためにボスの命令を実行する  

全ては一撃のため

しかし倒すべきラスボスには行き着くことも叶わず