米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿183
第182回から続く
販売トレンドの軟化
ブルームバーグ記事の引用です。
・米ターゲット、「販売トレンドの軟化」を警戒―業績見通し据え置き
つい先日、第181回寄稿で、ブルームバーグ記事「米ホームデポが通期見通し下方修正、想定以上に需要軟化―株価下落」を引用させて頂きました。
両方に共通しているのは「販売トレンドの軟化」です。
それで、今回、Jim Biancoさんのツィートとチャートを引用させて頂きます。
Jim Biancoさんからの引用~「実質、インフレ調整後の小売売上高(チャート上のブルーのライン)2021年3月以来伸びていませんね」
こういうところなんですね。見ておいたほうが良いところは。
ゲインがないんですもの。
いっぽうで、ブルームバーグ記事の引用です。
・「FRB、6月に経済予測の大幅上方修正も―地銀や債務上限の問題でも」
まあ、こういうところも見ておきながら、実際に相場で、タイミングをはかるという事ですね。
同時に、流動性のところをまずはよくチェックしながら、流動性クランチ、クレジットイベント、リセッション(景気後退)を意識。
ハードランディング(米経済・景気の急減速)というシナリオを採用
僕は、将来のハードランディング(米経済・景気の急減速)というシナリオを採用、考えておりますが、あとはまあ、「時」であり「タイミング」ですね。もちろん、多くのアメリカの機関投資家さんがソフトランディングのシナリオを採用されておられることも、引き続き意識しています。
ブルームバーグ記事の引用です。
・「米商業用不動産、2011年以来の値下がり―金融不安のリスク高まる」
まあ、こういうところも頭に入れながら、まずは、相場の流れをよく見てですよね。
米商業用不動産につきましては、どうぞ第161回寄稿をご参照頂けましたら。
第176回の寄稿で詳細については述べておりますが、現在私達が立っている舞台の素材、素地が大事ですからね。その素地、素材がいずれ変わる時が来ないと、売り目線、売り方としては、今焦ってそんな一生懸命、そんなに、なんか特段することはないですね。僕の場合はですが。この4月から、この寄稿で述べて参りましたのは、S&P500で言うなら、4100と言われればそうかなと思い、4200と言われればそうかなと。また、4300と言われればそうかなとも。強気がどうとか、そういうことではなくて、FRBがとっているBTFPと連銀窓口貸出制度、これら2つの制度。および債務上限問題に絡めて、TGAからのドローダウン(お金が引き出されていること)が、フロス(泡、あぶく)のマーケットを作り易い、そういう環境にあるので、そのフロス(泡、あぶく)の高さについては、これは計れないという事について述べてきました。アメリカの専門家によっては、バブルという表現を用いる方もいるようですが。いずれにしましても、僕の場合は、マーケット、「価格」ではなくて「時」ですと申し上げております。
立っている舞台の素地、素材~すなわち株式市場の、その素地、素材が、いつ、どこで変わるのかという事がポイントだと思ってます。
今、一番勉強しているところは、TGAからのドローダウンが6月初旬で終了ではなくて、6月30日まで、続くことになった場合、それをよく頭に入れて。というところです。
【この春先から、この寄稿で、その時が来たら述べますと、ずっと申してきましたのは~TGA(米財務省一般勘定会計口座)を、記憶にも新しい直近前回、再構築しなければならなかった時とその期間~それは具体的に直近いつで、どのくらいの期間だったのか~そして、その時、その期間、株式市場に具体的に何が起こったのか~株式市場はどのようなパフォーマンスだったのか~これこそが僕にとっては顕著な肝であり、目先、これから考えられることとして、僕にとっては、一番の注目点、段違いに重要な事なんですね。】
おおもとに、こういう素地、素材、環境、背景があって、その上で、様々にその時その時ニュースとして取り上げられやすいようなことが話題になり、マーケットの上げ下げの説明や解説として用いられると思っています。僕がポイントにおいているのは、説明用の話ではなくて、この、おおもとのところです。
僕はこれについて焦点を絞って考えています。ですから、他の事も様々に見てはおりますが、さほど、あんま、どうでもいいですなどと述べております。
もちろん、他の事は、それぞれ、様々に見てはいますが。まあ、見ているくらいで、あんま、どうでもよくて(笑)。
何がポイントかって、ポイントはこれ~TGA
僕にとって、何がポイントかって、ポイントはこれ~TGA(米財務省一般勘定会計口座)を、直近前回、再構築しなければならなかった時とその期間~その時、その期間、株式市場はどのようなパフォーマンスだったのか~ですね。記憶にも新しい前回は金利引き上げとともに。そして、8月を目途にした今回は、その先のリセッション懸念とともに、前回と似た動きをせざるを得ないのではないか、それこそがポイントだと考えております。
ですから、現在は、それに対して、準備しておこうという感じですね。
その時が近づいて来たら、端的に、簡潔に、明確に述べますね。もったいぶっているわけでもなくて、その時が来た時に、行動とともに述べませんと、忘れますから。
その時が来たら述べます。
4週間内くらいにそれについて述べる時が来る
向こう4週間内くらいにそれについて述べる時が来るのではないかとも思ってはおりますが、その時までに、より多くの皆様にアウトライヤー寄稿~全文無料記事をご覧になって頂ければ、ありがたいです。
また、一人でも多くの皆様に、皆様のお力をお借りして、アウトライヤー寄稿を広めていただけましたら幸甚です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
いっぽうで、まじめに申し上げまして、この5月に入って以降の個人的事情により、今年4月までとは異なり、今後、また、この寄稿ができなくなる期間が、発生することは、十分に予想され、それは今から、正直に、わかっております。
その期間が、向こう3,4週間内と万が一かち合う時には、このTGAの件につきましては、ほんの何行かだけでも、寄稿として、簡潔に寄稿致します。
もちろん全文無料です。どうぞよろしくお願い致します。
リセッションという事を前提
この寄稿で、リセッションという事を前提に置きながら、取り上げてきました数字です。
ブルームバーグ記事からの引用です。
・「米景気先行指標総合指数、4月は前月比0.6%低下―予想と一致」
第184回へ続く
最後に …
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私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です
OUTLIER 「相乗的にパフォーマンスを高める食品と栄養素を集約。」
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アウトライヤーより。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
②投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません。
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。
④『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。