米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿253
第253回寄稿
第252回から続く
日替わりメニュー
よくご飯とか食べに行くと日替わりメニューというのを目にしたりしますが。
アウトライヤーがアメリカ株を、売るのか買うのかで見ていく時、ここからは、週替わりメニューであったり、月替わりメニューであったりのスタンスですね。1週間、1週間、ひと月、ひと月というニュアンスです。
9月の初めの週レイバーデイ明け
この寄稿で述べている「時」としての8月。
まだ、今、8月ですが、もうすぐ終わります。
まあ、向こう2週間くらい(8月の終わりから9月の初めの週レイバーデイ明け)、マーケットはchoppy(むらがあって、絶えず変わる、途切れ、途切れ)かなあ~と思いながら見る姿勢でいます。それで、まあ、僕の場合はですが、相場へたくそなので、ぜ~んぶとる、というのはなかなかできません(笑)。
相場を「時」でやるのか、「価格」でやるのか。
この寄稿で述べてきた通り、8月は「時」でやりました。
ここから先は、マーケットはchoppy(むらがあって、絶えず変わる、途切れ、途切れ)かなあ~と思いながら、それを頭に入れながら、今度は、「価格」でやりたいと考えるには考えております、現在、考え中でございますので。
注視している事ととして、何度も述べておりますが、今回マーケット、5%の調整で終わるのか、7%なのか、8~9%の調整を見るのか。
ドテン買いのスタンスで臨みたい価格水準
今、思っておりますのは、8~9%の調整をもし見ることがあったら、ここで言う8~9%の調整というのは、S&P500のインデックスレベルで言うなら、4200からそれを少し割れたレベルの4,190ないし4180レベルを意味しています。NYダウに換算して言うなら、、32,760レベルもしくはそれを少し割れたレベル。この価格水準は、ドテン買いのスタンスで臨みたいですね、もし、そういう水準が出てくるならばですが。
なんで、ドテン買いで臨みたいと考えるのか?
前回の寄稿で述べた通り、金融状況のチャート、結構引き締まってきていますから、まあ、これにより、ともすれば、4200レベル、8~9%の調整を誘う事がありうるのかもと思っておりますし。
それで、第251回寄稿、デュレーションの話で述べましたが~”市場は、1兆ドル規模のT-Bills(米財務省短期証券)の供給をすんなりと受け入れ、それを消化できているわけですね。~略~これから、向こう先、デュレーションが長めの米国債の発行増。それに際してのリスクアセット売り~”
こういったことから、8~9%の調整を視野に入れながら、もしそれがあったら。
素地、素材、舞台として~
”市場は、1兆ドル規模のT-Bills(米財務省短期証券)の供給をすんなりと受け入れ、それを消化できているわけです”
それで、今回も、銀行の準備金に対する警鐘話がつい先日出た時、すぐにリバースレポの残高減でございましたでしょ。このリバースレポの残高が減ったその分それが、銀行システムに注入されたものだと推察致しております。これ、僕にとっては、目を見張るほどの非常にポイントとなる出来事でした。
これらの例を挙げながら、何が言いたいかと申しますと、マーケットの大崩れを誘うような素地、素材、舞台ではないですね。
ですから、押したところは、ドテン買いのスタンスで臨みたいなあ~、もしその”価格”レベルが出てくるのであれば、と、考えております。
そう思って、これからのchoppy(むらがあって、絶えず変わる、途切れ、途切れ)なところを、見て行こうと思っております。
僕は、弱気一辺倒のコメントとは、組しておりませんとこの寄稿で述べておりますし、この寄稿で、述べております通り、”惚れない、居座らない、とっとと逃げる”という、スタンスです。
週替わり、月替わりのスタンス
また、日替わりではないにせよ、週替わり、月替わりのスタンスです。
まあ、この9月という月、米政府の会計年度末という月、そのレイバーデイ明けのところからの週ですね。
第170回寄稿や、その前後で、再三再四、マーケットの素地、素材という事に関して述べてきましたが、多くの予想に反して、素地、素材が壊れたり、変わったりしておりませんから。だから、マーケットが下げるにしても、それは調整の範囲であって、崩れる、壊れる、とかではないですね、と、僕は、とりあえず思っております。
これでも、いちよう、僕も、グローバルが、とか言いながら、うんちゃら、かんちゃら、仕事してきたわけですけど(笑)。
最近ですと、目にしますのは、中国がどうした、BRICsがどうしたとか、失業率がこうで、雇用がああで、とか。最近そういう話、飽きちゃって(笑)。見るには見てますけど、まあ、あんまり。僕にとってあまり興味を引くものでもないかな~と。
今のアメリカの株のマーケット動かしているもとのところは、第251回寄稿で述べたデュレーションでしょ。もっと言うと、これまで述べ続けてきた、今日前述のところでも述べている、シャドーバンキングのところでしょ。これを見ながら、相場を、「時」でやるのか、「価格」でやるのか、だと思っています。
マーケット、choppy(むらがあって、絶えず変わる、途切れ、途切れ)かな、と思っていますから、スタンスはスタンス。行動をとったら、”惚れない、居座らない、とっとと逃げる”という考えです。
シャドーバンキングのところのお金の動き
シャドーバンキングのところのお金の動きとデュレーションに対してどのように考えて行動しているのかというところ、それがポイントだと僕は思っています。
第254回へ続く
最後に …
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アウトライヤーより。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
②投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません。
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。
④『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。
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