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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿197

第196回から続く



昨日の寄稿で、来週初めから1週間くらいですが、寄稿ができなくなると思いますと述べたのですが、昨日寄稿後、昨日日中に予定の大幅変更が生じまして、来週はまだ寄稿できそうです。寄稿を継続させて頂きます。今、6月後半にどこかで1週間くらいですが寄稿できなくなる時期が発生するであろうと考えております。その時また事前にお知らせさせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。

ブルームバーグ記事の引用です。

・「米債務上限法案を上院も可決、大統領の署名で成立へ―デフォルト回避」

・「米半導体空売り、投資額の92%が損失に―AIブームが逆風」

・「雇用統計、FRBは利上げ見送り示唆「後悔するだろう」


株のマーケット大暴騰してるじゃないですか。
タイミングや時を明示もせず、まことしやかな弱気一辺倒のコメントに乗って、空売りなんてしていたら、これはもう大損ですね。目も当てられませんね。

是非第170回寄稿をご参照ください。これは繰り返し述べてきたことですが、15年前の金融危機の時、ベアースターンズの事が起こった後、まず先に、S&P500は2,3か月、約15%ラリーした事実や株価の推移、当時の背景について述べています。

連銀窓口貸出制度は作動中


2023年4月、5月、そしてこの6月初め、最初の2日間。

・まだ、FRBによる2つの制度~BTFP(FRBによる今回の新しい貸出制度・緊急措置)と連銀窓口貸出制度は作動中です。
15年前は、連銀窓口貸出制度2008年5月19日に終了しています。

・TGA(米財務省一般勘定)からのドローダウン(お金の引き出し)により、まだ、QT効果は相殺されている時期です。

・ある程度すでに株価には織り込まれていたとは言われているものの、デフォルト回避
直近の寄稿で述べましたが、デフォルトが回避されれば、デフォルト回避ラリーもあるわけですから。

このような条件下で、少なくとも株が下がるとは思えませんね。


もちろん売る行動なんて、全くとっていません。


僕は、売る目線、弱気の目線を前提にマーケットを見てきましたから、前述のような条件が変わらないとマーケットはそうそう下がらないだろうと思ってみてきました。もちろん売る行動なんて、これまで述べてきた通りで、全くとっていません。

債務上限問題の解決。ゲームオン。この6月、ここから、前述の条件がどう変化していくのか。その条件の変わり目が潮目の変わり目。その潮目の変わり目を確認することがまず先です。

ブルームバーグ記事からの引用です。

・「エラリアン氏、FRBのメッセージ伝達には問題―利上げ休止示唆で」

・「サマーズ氏、FOMCは7月の50bp利上げに留意を―6月見送りなら」

いずれにしても、根底にある条件が変わらないと、株、そんな下がらない、インデックスをショート振ったところでやられるだけ、と、ずっと思ってきました。

・どうぞ、今一度、第196回の寄稿で述べたこと、ご覧になって見てください。

・そして、2024年初頭からは第190回の寄稿で述べたことが待っています。

2024年初頭から、この第190回の寄稿で述べた、とんでもなく大切な「米財務省による介入」が待っているわけですから、だから、売り方、売りで利益をと思う方は、根底にある前提条件の変化、その条件の変わり目が潮目の変わり目、その潮目の変わり目を捉えることこそが重要なポイントなのです。

僕はですが。はっきり言いまして、行動のタイミングさえも示されていないような、まことしやかな、つじつま合わせの弱気一辺倒のコメントなんて、市場で損したくない、少しでも儲けたいという人にとって、何の役にも立ちませんねと思っています。


ウォール街で、よく、Go back to schoolって言ってました(笑)。


まことしやかな、経済解説とか、実際の実践的なビジネスに対して、たいして役にも立たないんだから、それ学校に戻ってやってくれ、っていう、皮肉を込めた意味です。

能書きとか解説とかが先に立ち、それらがまことしやかに出てくるたびに、
ほんとよく、Go back to school! って、言ってました(笑)。

What do you want? (何がほしいの?どうしたいの?)
表現を変えますと、儲けたいの、それとも、まことしやかな能書きや解説を聞いて、それをわかった気になって、その自己満足に浸りたいの?

アメリカの専門家と称する人のコメント見ていても、過去の事例を引っ張ってくる、過去の事例と比較する、でも、行動をとるタイミングについては、各自の判断で、みたいな、言いっぱなしコメント、よく目にします。僕は、全部スルー。

金融状況、流動性、そしてこれらについての具体的説明、行動をとる具体的タイミング、その「時」が示唆されていないコメント読んでも、僕は、それを自分のために役立てることがあまりできませんから。

株にとって、追い風と思われた風が、向かい風に変わっていく、その潮目の変化をとらえませんとね。自分が2月、3月に行動をとった時、過去の寄稿に明記してございますが、2月14日にブレーナード(前)副議長が退任なさって、その後2月16日が潮目の変わり目の日と位置付けますと何度か記させて頂きました。

この潮目の変わり目となる、「日」、「時」が大事なのです。

この潮目の変わり目に相当する日であり時が、次にまた来ませんとね。売り目線、売り方としての行動はとれないでしょうね。

僕は、これまで述べてきた通りであり、昨日も述べた通りですが、現時点でもまだ、フロス(泡、あぶく)の高さは、測れませんから、買いの行動は全くとっていません、とれていません。

前述の前提条件の変更時点を、気長に、待っています。




第198回へ続く




最後に …
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私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
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アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
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