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今この瞬間に世界が終わるなら


母になって5年。
実はずっと娘と遊ぶのが苦手だった。

もちろん娘のことは
愛しているしとてもかわいい。

だけど

娘とのおままごとやかけっこを
娘が満足するまで一緒に楽しむことができなかった。

ものの5分で
飽きてしまうわたし
携帯を触りたくなるわたし
他のことが気になってしかたなくなるわたし

そんな“わたし”が嫌だけど
だからといって何かを変えることもできず
ただただいつも同じことを繰り返していた。

りんご飴が好きなんだって

そんなとき
大好きなHappyちゃんのある配信を聞いた。

テーマは
「今この瞬間に世界が終わるなら、何をする?」

この問いかけは、まるで魔法のように私の「今」を変えた。

例えば、

今この瞬間に世界が終わるなら
窓の向こうに見える緑をただ眺めていたい。

そう思ったとき
朝からずっとパソコンとスマホの画面ばかり見ていることに気づいた。

今この瞬間に世界が終わるなら
一生懸命つくった食事をゆっくり味わって食べたい。

そう思ったとき
なぜかいつも時間に追われている私に気づいた。

こんな風に「今」を細かく切りとり
一瞬先の未来を選択し続けることで

しっかり「今」にいることができるようになった。

そして驚くことに、
「今ここ」から取り組むだけで

気が重くなっていた仕事や
仕方なくやっていた家事が軽やかにはかどり
私の満足度がグッと上がった。

その中でもひときわ変わったのが
娘と遊ぶことだった。

プリンセスのお洋服がお気に入り


今この瞬間に世界が終わるとしたら
1秒でも長く、娘の姿を見ていたい。

泣いていても笑っていて怒っていても
そんなのなんだっていい。

ただただその存在を見つめていたい。

そんな風に感じている私に気づいたら
今までよりずっと長く
娘と遊べるようになった。

何かを我慢したり
他のことを考えながらではなく

ただただ楽しく遊べるようになった。

そのとき、あることに気づいた。
この「眼差し」で世界を見つめて生きられたら
どんなに幸せだろうって。

世界が終わるその瞬間
この目に焼き付けたい景色が
いつも目の前にある

そんな意識と感覚で生きる毎日は
きっと、あたたかくてやさしい。

そして間違いも争いも恐怖も
そこにはないって気がする。

だから私はこの意識と感覚を
自分の中でしっかり育てていくことに決めた。

まるで生まれたての我が子を抱くように
ゆっくり丁寧にやさしく。

娘と遊ぶように
この世界といつまでも楽しく遊びたい。

これから私には
きっとそれができる。

そう信じてる私が
今ここにいる。

最後に
これを読んでくれているあなたへ。

今この瞬間に世界が終わるとしたら
あなたは何をする?

ぜひ教えてくださいね。

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【こころと暮らしの研究家】西村昌子
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