「思ったことを思いついたままに喋るのは子供とおなじです」と高い本に書いてあった。
「また、つまらぬ物を斬ってしまった」
後輩に仕事を聞かれると、つい反射てきに「いや、そうじゃなくて」
久しぶりに会った友達に「おぉ~久しぶり!ふとっ・・・た?」
ゆえに思う、「また、つまらぬ物を斬ってしまった」と
この世の中には「こんな事言って誰が得するの?」という台詞が多すぎる。相手の間違いを指摘して、それがはたしてなんになるのか?友達が太ったことに気が付いて誰のためになるのか?コミュニケーションとは誰のものなのか?
「そんな事言っても、得をしない」って部分は、まあいいとして。
しかし、損はしたくない。
これは、プロスペクト理論でも証明されている人間の本能だ。(理論や証明というワードを挟むことで、如何にも正しいことを言っている!というテイで切り抜けられる理論だ。)
誤解なきよう伝えたい。
この話の本筋は「ウソをつけ」という事ではない。
「うまく生きろ」
①後輩のミスを指摘する前に、最も良くできている部分に注目できなかったのか?
②友達が太ったと気付く前に、今日の服はどうか?相手の気分はどうなのか?気遣いを向けるべきではなかったか?
「思ったことを思いついたままに喋るのは子供です」と高い本に書いてあった。
指摘をされたくて、仕事を見てもらう部下はいない。わたしなら、まず褒められたい。永久に褒められたい。領域展開で無限に褒められたい。明日の分まで前借りで褒められたい、昨日の褒められた部分をスーパースローでもう一度、褒められたい(コイツはどれだけ褒められたいんだろうか。)
コンプレックスをどうこう言われたくて友達には会いません。わたしなら、まずスニーカーを褒められたい。そのあと下から順にどこで買った服なのか聞かれたい。できれば「もういいよ、しつけぇよって」って言っても、どうぞ続けて欲しい。どこの美容室なのかも聞かれたい。何時に寝たのかも聞かれたい。前のめりで聞かれたい(自分大好きかよ)
そう。
「みんな自分が一番好き」(みんな!?)
人と対峙する時、刀を抜いてはいけない。
人を守る為に、剣は振るいなさいと
「バカボンド」あたりが言ってる。はず。
自信はまだない。