私が「子育てシェアハウス」を始める理由
こんにちは、應武茉里依(おうたけまりい)です。27歳の一児の母です。2023年夏から大阪で子育てシェアハウスを始めます。
結論、「この人に会ってみたら?」とか、「物件 紹介するよ」とか、「うちにおいで」とか「一緒に住みたい」とか あれば連絡ください。
アテもなく、ツテもなく、コネもなく、困っています。連絡先は末尾に。
このnoteでは 私が なぜ子育てシェアハウスをしたいのか、を綴っていきたいと思います。
まずは、自己紹介
北海道旭川出身の27歳、一児の母です。名前「まりい」の由来は 生まれた時に顔が丸かったから。中高の部活は 野球部。大学時代はインドに行ったり、無人島を貸し切ったりして遊んでいました。熊本、東京をへて、いまは大阪にある会社の社員として働いています。
そのほか、2018年より自分の給与の1%を給付する「應武茉里依奨学金」をやっています。
2021年より 夫婦別姓 のために事実婚をしています。(契約書は noteで 全文公開中)
2022年6月、51時間37分の陣痛を経て、母になりました。
夫婦ともに1年間 育休取得 @札幌の義実家暮らし
2023年8月に大阪に戻り、家探し・保育園探しを経て職場復帰。
あわせて 子育てシェアハウスをスタートする予定です。
詳しいプロフィールは、こちらの「あなた誰?」をご覧ください。
プロローグ 沈みゆく国の子育て
人生で初めて「こんな子育てをしたい!!!」と憧れる姿に出逢ったのは今から5年前。親友と 沈みゆく国ツバルにいった時のことでした。
ツバルってどこ? と思ったあなた。
親友に連れられて ツバルを歩いていたら こんな人たちに出逢いました。
「あぁママ会してるのかなぁ?」と思うじゃないですか。
ところがどっこい、この腕に抱いてる赤ちゃん、自分の子どもじゃなかったんです。 え? どういうこと??? と驚きました。
知人の子を預かっていたらしく、ツバルでは こういうことがよくあるんだとか。当時の私は「赤ちゃんのそばには いつもママがいる」「ママが赤ちゃんを育てる」そんなイメージを持っていましたが この国では違いました。
ツバルでは 1つの家に複数の世帯が一緒に暮らすことが多いんだそう。
限られた国土、限られた資源。独り占めするのではなく、みんなでシェアしながら使おうよ、ということですね。
1つの家にたくさんの人が住むということは、常に誰かは家にいる状態。となると 多少 お母さんが外出しても大丈夫。交代で子どもを見ながら、みんなで子育て。
私も、こんな子育てをしたい! そう思った時のことを今でも覚えています。
そうだ、子育てシェアハウスをしよう
それから数年後。
23歳で転職した会社には 時折 赤ちゃんが出勤していました。(厳密にいうと社員が、子を抱っこしながら会議に参加していた、です)
ひょんなことからその先輩と仲良くなり、お家に遊びにいかせてもらうことになりました。
そこの家庭は、いわゆる核家族。両実家は遠くて気軽には頼れません。その日、旦那さんはあいにく仕事。2人の子どもを連れて公園にいくことにしました。
楽しく遊んだ 帰り道、3歳児が「歩きたくない」と半泣きに。
0歳を抱っこしていた先輩は、さらに3歳児も おんぶします。
それを見て
やば!!!!
そう思ったのを覚えています。
同時に はたして 私に子育てなんて できるのだろうか、と不安にもなりました。
半日ほど キッズたちと遊んだ帰り際、こんなことを言われました。
「助かった!すごく助かった!!! やりたくてもできずにいたことが できて スッキリした〜。 我が子があんなに笑っているのも久しぶりに見た。 本当にありがとう」
私は驚きました。
私が楽しくて、キッズと遊んていただけなのに、こんなに感謝されるとは。
先輩の家に 何度も伺う中で
・人類は 核家族で子育てするようには できてないこと
・ワンオペをこなすのは、神の領域だということ
・子どもがいると やりたいことも なかなか進まないこと
・家事をしてもらうよりも 子どもと遊んでもらう方が助かるときもあること
・つまり子育て経験や 超絶スキルがなくても、子育ての役に立てること
を 知りました。
子育てには 手が必要。
ならば ツバルのように みんなで暮らせばよいのでは?
そうだ、子育てシェアハウスをしよう。
これまで 4年以上、累計20人とシェアハウスで暮らしてきた私の頭に 「子育てシェアハウス」が浮かんできたのは必然でした。
リビングやキッチン 家具家電などをシェアしていく通常のシェアハウスにプラスして、「子育て」もシェアしていく、そんなシェアハウスがあったらいいな、と思ったのです。
たった半年で何度も助けられた
2022年夏。ついに私も母になりました。
子の誕生から6ヶ月。
たった半年の間に それは まぁもう 何度も助けてもらいました。助けてもらってばかりでした。
まずは 1年育休を取得してくれた夫。
「授乳以外全部やる」という宣言どおり、本当に全部やってくれました。外出準備も、おむつ等の在庫管理も、離乳食づくりも、ぜんぶ。(夫の勤務先様、夫に育休を取得させてくれて、本当にありがとうございます!)
そして 一緒に暮らしている義母。
多くの家事を担っていただいているだけでなく、ご飯の時に 「お母さんの栄養大事だから。抱っこしてるから まず食べな〜」と私が先に食べることを優先してくれるのです。お腹がすいたタイミングで温かいご飯が食べられる幸せ。
子がなかなか寝ない時には、私が先に寝かせてもらい、替わりに深夜まであやしてもらう、なんてこともありました。それも何度も。
それから知り合いの、知り合い。
産後1ヶ月たたない まだ産褥期の頃、どうしても行きたい用事がありました。
それは高校野球の地方大会 決勝。あとひとつで甲子園。一生に一度かもしれない母校の晴れ舞台を 直接見届けたい。
しかし、子はどうする。
新生児を夏の直射日光下に3時間はさすがに無理...
家族に預かってもらおうとしましたが、その日は みな都合がつかず。月齢的に一時預かりは利用できず、ファミリーサポートは住民以外はNG(※市町村によります)
そもそも冠婚葬祭や急病ならまだしも、野球場に行きたいという私の個人的なワガママ...
諦めるしかないと思ったその時、友人が 人を紹介してくれました。保育士 兼 一児の母。
か、かみさま。
結局 試合は負けてしまい、甲子園には届かなかったのですが、この優しさは 私にとって忘れられないものとなりました。
たくさん助けられた分、自分も誰かの力になれたら
そんなこんなで 人の優しさを むしゃむしゃ噛みしめながら 半年過ごしてきた私。たくさん助けられた分、自分も誰かの力になれたら、と強く思うようになりました。
お世話になりっぱなしですが、いつも大変かと言うとそうでもなく、余裕があるときもありまして。
「子育て支援」って、子育てがひと段落した人がやるイメージだったのですが、ひと段落しなくても、今この時点でも、誰かの子育ての役に立てるときもあるな、と思ったのです。
これが子育てシェアハウスをしたいと思った理由の一つ。
家で子どもを預かったり、一緒に遊んだり。あと、シェアハウスの中で サイズアウトした服をおさがりしたり、育児グッズを共有したり。
夫婦で保育士を取得することに
人の子を預かるならば「保育士」としての資格があった方が相手も安心して預けられるのでは?
そんな思いから、夫婦で保育士を取得することにしました。
(そのほか、自分の子育ての役にも立つかもしれないな とか、子育てシェアハウスをするにしても夫婦どっちも保育士資格 持ってるって なんか良さそうだな といった理由もありました)
この受験に際しても 知り合いの知り合いに助けてもらいました。助産師経験の後、NICUで経験を積まれたスーパーマン。
おかげ様で 夫婦ともに無事、一発合格!
直近3年間は大阪限定、それ以降は全国で保育士として働ける資格をゲットしました。(実務経験は 未熟ですが)
保育士の勉強をしている中で、あることに気づきました。
私って、虐待されてたんだ。
保育士の試験の筆記勉強中で、
「こういう子供は、虐待の疑いがあるからよく観察。疑わしければ児童相談所に報告」という項目がありました。
なにが要注意な 仕草かというと
・保育士に極度にまとまりついたり、スキンシップが過剰だったりする
・指しゃぶりだけでなく、爪を噛んでいる
・髪の毛を抜いたり、ほっぺの内側を噛んだりする
・紙や土など栄養のないものを食べる
などなど。
え、私じゃん、、、。
私は 保育園の頃、先生の足にしがみついてましたし、紙もよく食べていました。爪を噛む癖や、ほっぺの内側を噛む癖、抜毛の癖は今も抜けません。
虐待って聞くと、暴力を振るわれたり といった身体的虐待や、ご飯を用意してもらえない といったネグレクト、大事なところを弄ばれたりする性的虐待のイメージしかなかったのですが、もう1つ「心理的虐待」というのがあり、
保育士の勉強をして はじめて知りました。
あ、私って心理的虐待を受けていたんだ、って。
いろんな記憶が蘇ってきました。
夫婦喧嘩を繰り返す両親に「け ん か し な い で ーーー 」と泣き叫んだ記憶。
母が「もう出ていく」と玄関から出ていこうとしたのに対して「置 い て か な い で ーーー い い 子 に す る か ら ーーー」と泣き叫んだ記憶。
私が風呂に入りたくないと駄々をこねた結果、母に服のまま湯船にひきづり入れられた記憶。
「ほんっとに もう」「信じられない」といった言葉を幾度となく浴びてきた記憶。
中学生の頃に、帰宅が遅くなり16発ビンタされた記憶。
私の中では 当たり前だと思っていた経験が、実は 当たり前ではないのだと知りました。
そして同時に思いました。
私も、するかも。
私が思いとどまれるように、一緒に住んでほしい
人は 自分が育てられたように子を育てる、とはよく言ったもので。
私も我が子に心理的虐待をしてしまうかもしれない。
母が私にそうしてしまったように 私も我が子に イライラをぶつけてしまうかもしれない。
そう思ったのです。
現に、私はよく夫に八つ当たりを してしまいます。(ごめんね)
でも いつ、どんな時も イライラをぶつけてしまうかというと そうでもなく、第三者の目があると 表出しにくい実感があります。
したがって子育てにおいても 第三者の目があるなかで生活することで、きっと 思いとどまったり、理性を取り戻せたりするのでは、と考えています。
私がイライラを子どもにぶつけてしまわないように、言葉の刃で子どもを傷つけてしまわないように、誰かに 一緒に住んで欲しい。
これが、子育てシェアハウスをしたい もう一つの理由です。
母は、虐待をしたかったのか
あんなことを書くと、さぞ 悪い母だった、と思うかもしれません。
でも、母から愛されていなかったのかというと、それもまた違っていて。
母は、私が生まれてから毎日育児日記をつけていました。一日もかかさず。何をしたか、何を食べたか、今日の様子はどうだったか。
こんな手紙をもらったこともありました。
母だって、虐待なんて したくなかった。
手紙の中にも書いてあります。
「とっても後悔しています」と。
では、なぜそうなったか。先日帰省した際に 聞いてみました。
夫とは不仲で頼れないし、頼りたくない。実家も頼れず、義実家なんて もってのほか。そうなると「全部自分でやらなきゃ」ってなって、どんどん余裕がなくなっていった。
今の世の中、そんな人がたくさんいると思うんです。
実家/義実家が遠方にあって頼れなかったり、関係性が悪かったり。
パートナーが忙しくて なかなか帰ってこれないこともあれば、そもそもパートナーを信頼できないこともある。
町内会もどんどん失われていて、「地域での子育て」にも期待できないし、行政窓口へ相談に行っても「頼れる人がいるといいですね」と言われて終わった、なんて話も。
母親ひとりでワンオペ育児を担う いわゆる「孤育て」によっておこる 産後うつや育児うつ、自殺、虐待といった悲しい事件が あとを絶ちません。
日本社会、子育てするにはハードすぎる。
頼れる人がいない人でも 1人で子育てしなくていいように、子育てシェアハウスをしたいなと思うのです。
預けるハードル。ファミサポや、一時預かりもあるけれど
既存の子育て支援には ファミリーサポートや一時預かりがあります。
産後半年の間で、私も何度か利用させてもらいました。
しんどい時に新たな手続きするのは大変ですし、私は 落ち込んだ時に 新しい人にあうのは苦手なタイプなので、特に 困ってない時に。
具体的には、
ファミリーサポートを利用して、生後2ヶ月からの3ヶ月間、毎週2時間 我が子を預けてプールへ。
一時預かりを利用して、試験前の1ヶ月間、週1〜2回預け、資格取得の勉強。
自分では 大丈夫と思っていても、子どもから少し離れると、心の余裕を失っていた自分がいるなぁと気付きました。
同じくらいの月齢のお母さんに「リフレッシュできていいよー!」と話してみました。
すると、帰ってきた言葉は、
たしかに最近、事件や事故を よく耳にします。
ベビーシッターが性的虐待をしてたとか、保育士が園児を逆さ吊りにしてたとか、幼稚園バスに置き去りにされて亡くなった、とか。
あとは、こんな反応もありました。
子供が小さいうちは特に、子供を預けて好きなことしてる母親というと「あまり良くない母親」として捉えられがち。
でも、無理して自己犠牲して、穏やかに子供の話を聞けなくなったら本末転倒なので、みんな、好きなことしたらいいなと私は思うのです。
そこで、役に立つのが子育てシェアハウス!!!
もし、預ける相手が一緒に住んでる人なら。
どんな人かはわかっているし、普段の子どもの様子についても共有が簡単。
「こんな理由で」っていう躊躇も、お互いさまってことで気軽に預けあいができます。つまり預けることへのハードルを下げることができる。
ちなみに、我々夫婦がよくやっているのは、連続ソロ映画。
まず夫がソロで映画を見にいき、私は子守。
その後夫に子を託し、今度は私が次の時間の上映へ。こうすることで我々夫婦は 映画をみています。
現状2人なので同時に見ることはできませんが、もし これの人員が増えたなら ローテーション次第で、夫と手を繋ぎながら 同時に見るのも夢じゃない!!!笑
映画だけじゃなくて、ちょっと美容室行ってくる、とか、今日飲み会で、、、とか、そういうのも しやすくなります。
誰も犠牲にならない子育てをしたい
私たち夫婦が妊活を始めるとき、夫とこんな話をしました。
自分たちだけが 自分勝手に やりたいことをやる、じゃなくて 同時に 私たちのまわりの大切な人も、そういう人生が送れたら。
これがどこまで実現可能かは わかりませんが、一瞬たりとも「子どもがいなければ」と思う瞬間を作りたくないので、頑張ります。
物理的だけじゃなく、心理的にも
子育てシェアハウスによって、大人が増えることで、家事に集中できるとか、ひと息つけるとか、昼寝ができるとか、そういった物理的なメリットもありますが、心理的にもプラスの部分があるんじゃないかなぁと思っています。
たとえば、先述した「冷静でいられる」は1つ。
1人だとイライラしてしまう場面でも、誰かがいるだけでイライラせずに済んだりします。「誰かの目」があるだけで理性を取り戻るのです。
あとは、ちょっとしたことが話せるのも、ありがたい。
例えば、「なんか首が赤い気がするんだけど、気のせいかな?」とか「離乳食のとろみってこんな感じでいいと思う?」とか。ググれば なんでも出てくる時代ですが、誰かと話しながらやれると 安心するのです。
そして、何より、楽しい。
赤ちゃんが壮大にうんち漏らした時とか、一人だったら まじか......と頭を抱えますが、誰かと一緒なら まず笑えるのです。「みて!」「やば!!!!」って。
2人きりで部屋にいて、会話が成り立たない赤ちゃんに声をかけつづけるってのも、結構しんどくて。
一緒に笑える相手がいれば まだ会話できない赤ちゃんとも楽しくお喋り(アテレコ)できるんです。私も、もし一人だったら話しかける絶対量が減っていた気がします。
子育てシェアハウスは誰のため?
そんな理由で、子育てシェアハウスをやりたいと考えはじめたわけですが、この子育てシェアハウスは、子育て世代 頑張るパパママだけのものじゃないな、とも思っています。
というより、子育て世代だけに限定したくないのです。
例えば、、、
住人例1:子どもとの関わり方が わからない人
これは、かつての私です。
そもそも、子どもが好きではありませんでした。生意気だし、何を話していいかわかんないし。
思えば、自分は末っ子で、これまでの人生、どこのコミュニティでも だいたい自分が最年少。そもそも 子どもとの関わり方を知らなかったのです。
子どもとの関わり方を知りたかった私は、子育て家庭宅に何度も遊びに行きました。
すると、だんだん上手に遊べるようになりました。
まず接しないことには、関わり方も上達しないんですね。
自分が育つ過程の中で 何気なく赤ちゃんや子どもと接する機会があればよかったのに。そんなことを思いました。
住人例2:「子どものいる暮らし」をイメージしたいカップル
これも、かつての私です。
「子育ては大変」ときくけれど、具体的になにがどう大変なのかイメージできていませんでした。
いつか子どもを授かったときに「こんなはずじゃなかった」と思いたくない。だから、できるだけの想定をすべく、パートナーと一緒に子どもがいる家庭にたくさん遊びに行きました。
月齢によってどう変わるのか。
一人育児と複数育児で何がどう違うのか。
仕事と育児のバランスは。
わかったことは たくさんあって
生後すぐは 睡眠不足対策がすべてを制す、だとか
幼ければ幼いほど大変だと思いきや、2〜3歳のほうが強敵説、だとか
子ども一人に対して大人一人はマスト、だとか
一人育児では子供のペースに合わせられる部分も多いけど、複数育児では無理、だとか。
子育てシェアハウスは「将来のことを考えたい」「子供のいる生活をイメージしたい」そんなカップルにとっても、いい環境だなと思います。
あとは、付き合っている彼氏に結婚を考えさせたい時とかも笑 (まさに私。みなさまお世話になりました)
住人例3:子ども好きな人/仕事バリバリ頑張る人
これは私の友人たちですね。
当面は結婚の予定もないし、出産の予定もない。
もしくは、いろんなこと考えると自分の子どもを持つのは、ちょっと...... でも、子どもは かわいいし、たまに遊びたい。
そんな人にとっても子育てシェアハウスは役に立つんじゃないかなぁと思います。
いわゆる、叔父さん、叔母さんポジションですね。
姪っ子、甥っ子ってやっぱかわいいじゃないですか。
「ペットを飼う」でも仕事疲れを癒すことはできますが、子育てシェアハウスに住むという選択肢もいかがですか。
住人例4:子育てに悔いがある人
私が子を預かってもらった時に、お礼の希望を聞いたら、こう返ってきたことがありました。
こんな素晴らしい人がいるんか、と思って知り合いに共有したら、結構な多くの人から「わかるなぁ、その気持ち」と返ってきて驚きました。
思うような子育てができずに苦しんだ人は、多いのかもしれません。
私の母が、いま孫をすごーーーく可愛がっているのは、そういう理由も あるのかも。
住人例5:孫が待ち遠しい人
60代の我らの親世代の会話を聞いていると「うちは孫まだでさぁ、うらやましい〜」とか、「たぶん結婚すらしないわぁ〜」といった話題をよく耳にします。
結婚して子供を産む、が当たり前ではなくなった この時代。
結婚したくない人、したくてもできない人、
結婚していても、持病等で望めない人、不妊治療をしている人、子どもを持たないと決めている人、様々です。
我が子やお嫁さんに「孫はまだか」と声をかける前に、とりあえず うちの子を可愛がりませんか。
住人例6:一人で暮らすお年寄り
こんな話も耳にします。
「遠方に住む高齢の親の一人暮らしが心配でね。介護が必要なほどじゃないから施設にも入れないし。誰か一緒に住んでくれたら安心なんだけれど」
孤独死が増えてきている今、いろんなサービスありますよね。セコムがセンサーで見守ってくれたり、家電が安否を教えてくれたり。
誰かが一緒に住めたら、それに越したことはないですよね。
先日、友人のおばあちゃん家に遊びに行きました。
このおばあちゃん、子どもは巣立ち、夫には先立たれたそうで 部屋が余っているんです。そして、とても子ども好き。
え、ここに住みたい。笑
子育てシェアハウスを思い立った時は、物件を買うか、借りるかの予定でしたが、一人で暮らすアクティブシニアの一軒家に下宿させてもらう、というのは、お互いのニーズがあえば理想かも。
親でも先生でもないオトナ
最後、これは 私があってよかったものの話。
親でも先生でもないオトナとの繋がり。
思い返せば、わたしは親でも先生でもないオトナに囲まれて育ちました。
たとえば、町内会のおじさん、おばさん。
私の町内会は 仲がよく、町内の公園で 100人以上の規模でBBQをしたり、子どもたちだけのキャンプがあったりしました。
特段、仲の良いお家に至っては 「◯◯家にいる」と言えば 門限が消滅するようなことも。
先日、その中でも一番仲がよかった「おっちゃん」から こんな手紙をもらいました。
私にとって このおっちゃんは避難小屋、紛れもなく 私の居場所でした。
家に帰りたくない時に 何度お世話になったことか。そして おっちゃんも いつも何も言わず受け入れてくれました。我が子のそばにも こんなオトナがいてくれたらいいな、と思うのです。
付き合う大人が、親と先生だけなんて狭い。狭すぎる。
我が子にいろんな人と接してほしいし、いろんな世界があることを知ってほしい。正解はひとつじゃなくて無限にあるんだって 伝えたい。
私も頑張ります。
頑張りますが、親ができることには限界があります。
地域とのつながりがどんどん希薄になっている今。
そんな今だからこそ、私は「地域で子育てをする」の第一歩として子育てシェアハウスをしたいのです。
エピローグ 子は世界を平和にする
我が子を連れて道端を歩いていたら「かわいいねぇ」と声をかけられることが よくあります。私が褒められている気持ちになって、なんだか自己肯定感があがります。
交差点で我が子をみていた人に顔を見えやすくしたら「ありがとう」と言われたことも あります。なんだかいいことをした気持ちになります。
先日3週間、我が子を連れて親子3人で海外旅行に いってきました。
世界でも一緒でした。
たくさんの人が、我が子にニコニコしてくれました。
子の存在は、世界を平和にする🕊
そう、確信しました。
子育ては、親同士だけが支え合うものではないし、子育てが落ち着いた人だけが支援できるものでもない。
経験がなくても、たまにだとしても、全世代ができる。
みんなで子育て、していきませんか。
どうか、紹介してください
ここまで、たくさん書いてきましたが
現在 決定していることは、
・私たち家族(夫・私・0歳)が住むこと
・2023年夏から大阪でスタートすること
だけです。
逆に 決まっていないことは
・どこに住むのか(新大阪、淡路、吹田あたりを想定)
・物件を買うのか、借りるのか、下宿させてもらうのか
・ほかに 誰が一緒に住むのか
ほとんど決まっていないやないかーーーい。笑
特に 困っているのは物件。
今まで自分でシェアハウスをしていた時は、男女2人で婚約者のふりをして部屋を借り、そこに こっそり他の住人も住んでいました。なぜなら「シェアハウス」というと大家さんが嫌がり、借りれる物件がほぼなくなるから。友人とシェアとなると 家賃滞納リスクも上がるのでね。
でも、これは本来契約違反ですし 今後のことも考えて、今回のシェアハウスは ちゃんとやりたいと思っています。
このnoteを きっかけに、話が進んでいくことを願っています。
「物件紹介するよ」「一緒に住みたい」「うちにおいでよ」「あの人と話してみたら?」などあれば、ぜひ、連絡お待ちしております。
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