なぜ前年より給料が下がるのか
こじみシェアとは、わたしの経験を一方的にみなさんにシェアする場。
2年前、対面でやってたのを、今回オンラインでライブっぽくやってみました。
生配信にお越しいただいたみなさま、ありがとうございました!
これは、こじみシェア4/18の書き起こしです。
こじみシェア~お金の稼ぎ方~
わたしは小学校3年生まで、お小遣いをもらっていませんでした。
4年生になって始まったのが基本給制度でした。
毎月、基本給+歩合給でお金をもらえることになりました。
「なぜ?」と疑問を持つような賢さもなかったので
そういうものかと受け入れていました。
基本給+歩合給
基本給は400円、これは後に毎年100円ずつ上がりました。
でも給料の多くを占めるのは歩合給。こんな単価表でした。
品質検査あり
仕事をしました、の自己申告だけではだめでした。
母がチェックして、OKだったらカウントできます。
足りない、できていない、などあればノーカウントでした。
最初の頃はせっかくやったのに~とか怒ってました。
そこで、チェックポイントを聞いて、自分でチェックするように。
その一覧表についていた名前が品質検査項目です。
当時、検査の仕事をしてるひとが近くにいたので違和感なし。
自分でもチェックできるような手順書をつくりました。
給料の管理は現金出納帳
母からもらったノート。
そこに入ったお金、出て行ったお金を書くように言われました。
グレーで硬い表紙、背中には黒い帯が貼ってある、あれです。
タイトルは「金銭出納帳」、コクヨでした。
そこに現金の明細を書いていました。
抜き打ちで監査も
出納帳の残高と、手持ちの現金が一致するかどうか、監査されました。
毎月1回、抜き打ちです。
1円でも合わないと罰金。
ただし、あらかじめ一致していないことを自分で把握していて
「使途不明金」として出納帳につけていたら監査は合格でした。
管理できていないことを指摘されるのが監査と考えるようになりました。
監査に対するイメージはここで出来上がったように思います。
給料が下がってしまう問題
5年生に上がるとき、仕事の単価が変わりました。
基本給は100円上がりました。ベースアップです。
歩合給の単価は、無情にも一律値下げされてました。
去年できていたことは今年できてアタリマエ。去年より早く上手にできるはずだから、他のことをしない限り、
給料は下がると教わりました。
最初の頃は、数をこなしました。
お風呂掃除やトイレ掃除を増やしました。
毎回食器も洗いました。
数で稼ぐののが大変だと気づき
途中からは新規メニューを追加提案しました。
成果コミット
単価×日数で計算しても、限界があります。
そこで導入されたのが、月初の成果コミット方式です。
例えば、トイレ掃除はすでに10円まで下がっていましたので
30日掃除しても、10円×30日=300円です。
成果コミット式では、休まずするから450円、と約束します。
結果、本当に毎日できたら450円です。
しかし、約束を破ったら罰金として半額徴収されます。
20日間だったら、10円×20日=200円ですが、
その半分を徴収されるので、100円になります。
今月はコミットした方がいいか、しない方がいいか、
めちゃくちゃ悩んでいました。
ちなみに、成果コミットせずに毎日掃除しても300円です。
前年と同じことをしても給料は維持できない
この学びは本当にいまのわたしの原点だと思っています。
飽きやすいわたしの性分に合ってたというのもあります。
同時に、他の学びも生かされています。
さいごに
今回お話していませんが、他にもこういうのがありました。
・計画書を書いて承認をもらえば、大体のことはできる
・承認をもらえば、予算外でも経費をもらえる
・約束を破ったら始末書の提出が必要
・大事なものを紛失したら、紛失届が必要
どれもうちの母親が工場で働いていたからだと思います。
そのうちお話しするかもしれません。
今回は初回なので、できるだけ書き残してみました。
次回からはここまで残せないので、関心もったかたは
ぜひライブでご参加ください。(誰もいなくてもやるつもり)
ありがとうございました。