きっと入道雲のルサンチマン

頭痛、
頭痛、
怠惰、
柑橘の飴のにおい、
雑貨屋でかわいい灰皿を買って、
アクセサリーを入れて困らせたい、
食べたことのないお菓子がスーパーから消えた、
(わたしにとって)
明日きえてしまっても困らないもろもろ、
(だれかにとって)
明日きえてしまっても困らない、
わたし、というもの。
  
 
白いTシャツ、汚してあげないとかわいそうなくらいだね、雲ひとつない空がほんのすこしこわい、完璧主義なカミサマの塗ったブルー。こわいっていうのは嘘かもしれない、心配になる、カミサマにはわたしよりずっとずっと不器用であってもらわなきゃいけなくて、ということは、わたしがときどき花になるみたいに、いつか空を諦めて、雲はみんな角張ってしまうかもしれない。
 
 
睡魔、
睡魔、
ソーダ、
炭酸の海でめまい、
わたしが人魚じゃなくてよかったでしょう、
そう言ってもこいびとは困らない、
ぼくがカミサマでなくてよかったでしょう、
わたしはわらっていいえと答えたい、
きみがカミサマだったらきっと、
雲は、
いつも溶けたアイスのかたちをしている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。