うぇあいず、わたしの飾り羽

 
友達とセックスしたらしい好きだったバンドのだれか、ベースが今日もちょうどよく、ちょうど、ちょうどうつくしいくらいにひずんでいる。孔雀の羽、わたしたちのために綺麗ではないくせにって時折妬ましくなって、数枚、引き千切ってアクセサリーにしてやりたくなる。謝罪まで連なったネックレスとか。
 
 
君だってわたしのために美しいわけなんかないのに、わたしは君だけのために無い羽根をいっしょうけんめいひろげようとしている。滑稽ですか、自由が美の象徴になるころにはどうせみんな求愛に夢中になってるんだし、だれも見てないうちに、ひそやかに空を飛ぶ練習をしたい。
 
 
照明が消えるステージ、降りたら、暗い世界では、あんたの羽だって邪魔なだけだよ、だから畳んだまんま話をしよう、まだどこにもない歌をうたおう、ちょうど、ちょうどうつくしいくらいに、調子外れに。
 
 
 
 
 
 
 
 

生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。