ぼくらがつぎに泣くときは

 
ぼく
泣くなら
だれもいないバス停で
ぼく
泣くなら
無人の柔らかいバスを待って
ぼく
泣くなら
知らない場所で終点を迎えて
ぼく
泣くなら
それが海のある街で
ぼく
泣くなら
静かな街を彷徨って
ぼく
泣くなら
親切なひとが紅茶をいれてくれて
ぼく
泣くなら
そのおだやかな甘さに安堵して
ぼく
泣くなら
お礼を言ってまた街を彷徨って
ぼく
泣くなら
不機嫌なひととぶつかって
ぼく
泣くなら
ぐしゃぐしゃに罵られて

ぼく
泣くなら
ひとりぼっちで





#詩 #poem #ぼく

生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。