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創作脚本『閉じ込められた三人』

こんにちは。おうみです。

本日は過去に僕が書いた脚本を公開いたします!!
上演する場合、大体5〜6分くらいになると思います。何かの発表会だったり、ちょっとした出し物をする際にぜひお使いくださいませ。

本脚本を使用される場合は、連絡不要です。

冒頭のみ無料公開致します。
先が気になった方はぜひご購読ください。暇つぶしにでもなればいいな。


『閉じ込められた三人』

淡海優

登場人物
三上恭介(みかみ きょうすけ) 男。32歳。

柴田正志(しばた まさし) 男。22歳。

山路博(やまじ ひろし) 男。25歳。



舞台上手から中央へ一人の男が走ってくる。
男は焦りながら、辺りを見渡す。
体の動きとは裏腹に、声はとても落ち着いている。


三上    ここは闇。真っ暗闇。

三上のセリフの間に、もう一人、男が走ってくる。
下手から上手。
様子は三上と同様。

柴田    僕たちは夢の中で走っていた。何かから逃げるように

柴田のセリフの間に、またもう一人男が走ってくる。
上手から下手。

山路    そして、行き着いた先が、ここ

三人、舞台中央に集まる。

三人    暗闇だった

三上    自分以外、他に二人いることは五感でわかる。だから、

柴田    僕たちは

山路     一人一人

三人     自己紹介をした

ここから、各々自由に空間を調べ始める。
彼らの周りには目に見えない壁。

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2,208字

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