思い出のミサンガ
ある日、実母が写真の自転車の鍵に付けているミサンガを見て、道端で拾ってきた者であるのかと聞かれ、
30年近く前の1993年頃に自分で編んだ
と告げた。
その頃は #Jリーグ 発足の年であり、サッカー党の実姉に連れられてスタジアムに行ったことがあった。
私はサッカーに関しては詳しくないが、
各チームのマスコットキャクターグッズを買い漁ったり、転倒した選手が担架に運ばられていくことばかりしか視野がなかった。
スタジアムで観戦する機会がはないというか、
家事のみならず、手先が器用な実母への#承認欲求 のみならず、「女」であることを証明できるように、刺繍糸のみで仕上げられるミサンガ作りに勤しんでいた。
それ以前の高三の時に友人のひとりが休み時間にミサンガを編みたく、私のスカートを利用して台代わりにして編んで会話した記憶がある。
会社で単純作業しか与えられなく、将来的に #認知症 になってしまうことを恐れて、頭の体操代わりにミサンガの材料を購入して、実験台役にされたことを仕返しする為にひとりで編んでいた。
上写真のものは私が編んだものであり、未使用であるものの、宝物の一つとして保管している。
この他に、数種類編んでおり、そのうちひとつは #井上由美子 さんが出演して歌唱イベントの帰りに、組紐タイプのものをプレゼントしたことを覚えており、由美子さんが着ている衣装の着物をイメージして作ったら、
笑いながら「ミサンガ」と返された。
雇い止めによる失業のみならず、同居家族に友人•知人らと面会することを禁じられていることや実父の介護と家事に追われていることによるストレスから #ネット依存症 の症状が出てしまい、
交流できないまま #孤独死 になることを危惧し、実質無料で遊べる娯楽をする必要があるのではないかと疑った。
実母の会話を思い出し、押し入れの奥にしまっていた裁縫箱を取り出した私は、
仕事と家事の多忙だけでなく、 #底辺 に染まってしまったことで中途半端に終わらせた情けなさが滲み出たのと同時に、童心に帰った私がいた。
最初から出直して再開することも考え、
デジタル要素の割合が高いと思っていた部分があるものの、ハンドメイドをすることによって、人間本来の温かみや「女」であることを再認識した。
手芸をやる機会がない私としては、
当時は難しく考えており、投げ出すことが多かったものの、前職の製本作業をひとりでやっていた要領と理屈さえあればやれそうじゃないかと思った。
手先な不器用で簡単に終わらせたい輩としてはミサンガ作りが適しているとつくづく思い、時間があればnote更新の合間にやろうと思い、Instagramで発表できればと思っている。
#cakesコンテスト2020 #走れ歌謡曲 #LGBT
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只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。
主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。