縁尋機妙、多逢聖因
中国東北部への観光旅行には中国ビザを申請する必要があり、申請には、東京⇄大連の往復航空券と宿泊先(ホテル)の予約が必要だ。
昨日、外苑前の事務所に黄さんがいらして打ち合わせをして、旅行のスケジュールがほぼ固まった。そして、黄さんは航空券とホテルの予約を取ってくれた(まさに黄さんにおんぶにだっこだ)。
これで、今日、中国ビザ申請センターでビザの申請をすることができる。申請には混み合うだろうと思うので、朝一番の9時前から並ぶことにした。
[スケジュール]
9月3日(火)
羽田9:25〜(JAL)〜大連11:45
(搭乗時間は3時間20分)
この日は大連市内を見学。
ホテルは大連瑞詩酒店。
9月4日(水)
7時に、大連駅から、特急列車で哈爾濱に向かう。5時間ほどかかるそうだ。飛行機の直航便はなくなったのだとか。なぜなくなったのか?新幹線並みの超特急列車が開通したので、その利用促進のためだと言う。中国らしい。
哈爾濱では、タクシーで黄さんの実家へ。宿泊先は黄さんの実家。
9月5日(木)
哈爾濱市内を見学して、夕方に超特急列車で大連へ。
ホテルは大連瑞詩酒店。
9月6日(金)
大連市内を見学。
ホテルは大連瑞詩酒店。
9月7日(土)
ホテルから旅順へ。
旅順で、203高地ほか、日露戦争の爪跡を散策し、祖父を懐かしむ一日にしたい。
ホテルは大連瑞詩酒店。
9月8日(日)
大連13:00〜(JAL)〜羽田16:25
(搭乗時間は2時間55分)
私にとって、中国東北の旅は"心のふるさとの旅"だ。私のど真ん中にある"魂"を見つける旅だ。
日露戦争で祖父が戦った季節は厳寒の冬だったが、それは古稀を過ぎた甘ちゃんの私では耐えることができないだろう。勘弁していただこう。9月初旬はまだまだ夏の終わりだが、中国東北部では快適な季節かもしれない。
まだまだ冥土の土産にするには早いが、いつ何時どうなるやも知れず、黄さんと言う"水先案内人"として最高に相応しい人物が登場してくれたのだから、「大連に行きますか」のお誘いをありがたくお受けしよう。
そして、いつの日か冥土に行った時に、祖父と中国東北部の土産話で盛り上がろう。
昨日も、黄さんと中能登町の地方創再生の話をした。
私一人で中能登町に行っていても、どこまで意味のあるアドバイスやサポートをすることができるのか心許ない。
黄さんのキャリアやキャラクター、経営センス、中国の人脈等が、中能登町の課題に充分応えてくれる。私の凹んだところを埋めてくれるに充分過ぎるのだ。
黄さんは、100%以上信頼ができる、私にとっては実に得難い人物だ。
森信三翁の箴言を思う。
人間は一生のうち 逢うべき人には必ず逢える
しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎない時に
人との出逢い、またものごととの出会いも必然。全て必然。すべて最善。
一番いいタイミングで一番いい人に出会える。そして、いいことが起こってゆく。
また、役に立たないと思う人も今の自分に必要なるがゆえ、目の前にあらわれる。
さらに、わが身に降りかかってくる一切の出来事は、自分にとっては絶対必然であるとともに、また実に絶対最善である。
プラスのことでもマイナスのことでも、一切のことはすべて必然、すべて最善。
それを全て素直に受け入れることが大切。世の中はすべて公平にできている。が、しかし、理屈ではそう思っていても、いざ自分の身にマイナスのことが起これば、ジタバタせざるを得ないのが人間の愚かしさともいえる。
ただ待っていたのでは出逢えるものにも出逢えない。人は一人でできることは限られている。
だから、人の力を借りる。自分ができないことを素直に認め、人の力を借りようとしたときにまた、新しい出逢いがある。
縁尋機妙、多逢聖因 (えんじんきみょう、たほうしょういん)
そして、人に起こる事故もおこるべくして起こる。今までの自分ならば、あたふたしてしまうかもしれないが、今の自分なら対応できる力がついたとき、その事故が起こる。
わが身にふりかかることはすべて天意なり。すべて必然、すべて最善とありがたく受け止める。
不動院重陽博愛居士
(俗名 小林 博重)