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「幸福な偶然を引き寄せる力」を持つ

人生71年、決して手を抜いて生きてきたわけではない。むしろ誰よりも愚直に生きてきたと自負している。それでも、私の第一生は順風満帆のときもあったが、どちらかと言ったら七転八倒、紆余曲折の71年だったように思う。
決して後悔はしていないが、後悔しないその前提には、私がこれからの後半生の第二生を、第一生をベースにして、"人のために、世のために尽くす人生にする"ことだ。そのために、元気で長生きすることだ。
そんな意味ある人生を生きることだ。

今までの人生、何かが欠けていた。ずっとそのことが私の潜在意識の中にあった。
真面目で、一本気で、義理人情の世界に生きて、世のため人のためと思って生きて、それでも何かが欠けていた。
それは才能ではないだろう。呂新吾に言わせれば、才気煥発の才能は、人として第三等の資質に過ぎないのだから。豪雄磊落の資質を上回る第一等の資質とは深沈厚重の資質だ。それを私は持っているか?持っていなければ、これからの人生で持つ努力をすることだ。

"深沈厚重"とは、どっしりとして重みがあり、落ち着いていて動じないこと。寛容でいてかつ、威容も持ち合わせている様のことだ。
くだらないことには心を動かされない、確固とした己の信念を持ち合わせている姿を示す。

森信三師は仰っている。

人間は真に覚悟を決めたら、
そこから新しい智慧が湧いて、
八方塞がりのところから
一道の血路が開けてくるものです。

そうなのだ。
私が元日の能登半島地震で、私の第二生のミッションを"能登の創再生の応援"と決めてから、3月からの毎月2泊3日の能登出張で、その想いは少しずつ高まってきたことが、その思いを強くしてくれている。

それが少しずつ揺るぎない信念になり、真の覚悟ができてくると、身の回りに起こることが偶然ではあるがまさに仕組まれているかのように、全てが私を応援してくださるものになってくる。それはほんとに不思議なことだ。
人生には決して偶然はない。全て必然だと思う。
これが横文字で言うところの"セレンディピティ"なのだろう。

人生の成功とは、「幸福な偶然を引き寄せる力」を持つこと。

そのためには、
"揺るぎない信念を持つ"こと
"真の覚悟を決める"こと
"大義に生きる"こと
のように思う。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

[セレンディピティとは?]


セレンディピティ(Serendipity)とは、「偶然の産物」「幸運な偶然を手に入れる力」を意味する言葉です。
イギリスの小説家・政治家であるホレース・ウォルポールが生みだした造語で、『セレンディップと3人の王子(The Three Princes of Serendip)』というおとぎ話が語源になっています。
『セレンディップと3人の王子』とは、王子たちが旅先で優れた能力や才気によって、有益なものを偶然発見して手に入れるという物語です。
単なる「偶然の発見」ではなく、

「幸福な偶然を引き寄せる力」

とも言えるでしょう。

[ビジネスにおいて、セレンディピティがもたらすメリット]


1.新たなアイデアや解決策が生まれる


自分が意図していない行動や出会いから、新たなアイデアや解決策が生まれます。
全く予想外の出来事から、大きなチャンスにつながることもあるでしょう。

2.これまでの常識を覆すようなイノベーションをもたらす


セレンディピティによって得られた情報やアイデアの中には、これまでの常識や経験を大きく覆すようなものもあります。
そうした発見から、会社や業界に影響を与えるイノベーションを生みだすことができるでしょう。

[セレンディピティを起こりやすくする方法]

1.様々なことに興味を持ち、行動量を増やす


何事にも好奇心を持って、意識的に行動することが重要です。
広い視野を持って物事を見たり、いつもとは違う行動をしたりすることで、セレンディピティに出会う可能性が高くなります。

2.多様な価値観を持つ人と接する機会を増やす


人との出会いから、新しい発見やチャンスにつながることが多いです。
多様な価値観を持つ人と接することで、自分にはないヒントを得られるでしょう。
意外なことに、苦手な人など「自分とは価値観が違う」と思っている人が何らかのきっかけをもたらしてくれることも。
様々な人と関わる機会を、意図的に増やしてみることが大切です。

3.何事もオープンマインドになる


自分の心をさらけ出し、いろいろなものを受け入れる意識を持つことが重要です。
自分の意見が正しいと決めつけるのではなく、違う意見や考えにも耳を傾けましょう。
そうしたオープンマインドな姿勢が、セレンディピティを引き寄せる可能性を高めます。

4.物事をポジティブに受け取る


物事をポジティブに考えることで、視野が広がります。
例えば、何かイレギュラーな事態が発生した際に「嫌だな」で終わらせるのではなく、「これが起こった背景はなんだろう?」「どんなメッセージが隠れているんだろう?」と考えることで普段とは違う意見が浮かんでくることも。
そうした前向きな姿勢が、チャンスにつながることも大いにあるでしょう。

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