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デザイナー読書メモvol.1「苦しかったときの話をしようか」

ひさしぶりに読書感想文を再開しようと思い、積み重なっている本たちからこの本を選んでみました。再開一発目にふさわしい名著でありました。何回でも読み直したい!

久しぶりにこちらのフォーマットに則って感想をまとめています。

この本の概要をまとめると?

将来やキャリアを考える際に参考になるフレームワークや、社会の現実や仕組みなどを著者の経験を元に父から娘に語りかけるように書かれた本です。
■第1章
・やりたいことがわからないのは自分の中に軸がないから。
・長所を磨いてそれが宝物になる文脈を探していこう。
■第2章  
・自分に合った苦労を選ぶためにパースペクティブ(自分が認識できる世界)を広げよう。
■第3章
・キャリアの目的をたて自分の長所を知ろう。
■第4章
・自分自身をブランド化してみよう。
■第5章
・著者のP&G時代の苦労話。
■第6章
・不安があっても失敗しない人生の方が大失敗。
・時間がかかるのは承知で変わる努力を継続しよう。

この本から得た学びは何か?その学びをどう活かせそうか?

下記のような自分だけでは考えにくいことの考え方を教えてくれているので参考になった。これはやらねばです。

・自分の人生の目的である軸を見つけるためのアドバイス
・強みの見つけ方
・自分をブランド化するためのフレームワーク

あと「ナスビは立派なナスビになるために努力しよう」と言う、自分の特徴を知り、強みが生きる文脈へ泳いで行こうという箇所。
自分はナスビでありながらも、キュウリに憧れたり、トマトの能力が欲しくなったりするもので…。ただ私も何年も社会人をやっていると、努力をしても得られないもの、はたまたその努力さえも全然できないこともあるということに薄々気づいていたのでちょっとウッときました。周りをみて羨ましがったり影響されたりするのではなく自分を見つめ直そうと素直に思えました。笑

何に1番驚いたか?

第2章のサラリーマンではなく資本家の世界と言うものがあるということ。
第5章のこんな優秀な人でも働き方によっては電話が取れなくなるくらい追い詰められるということ。
1番じゃない😎

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個人的にこの本はただのビジネス書としてではなく、読み物としても非常におすすめです。第5章の「苦しかったときの話をしようか」は涙なしには読めません。本当にしんどい話ばかりなのですが、堂々と戦い抜いた著者を尊敬します。
あとは箇条書きにしてしまうと、こんなもんかと言う感じなのですが、自分が不安に思うことなどを先回りして打ち消してくれたり、具体的な例題を多く上げてくれたりするので、かなり親切で優しく応援してくれるような感じで力が湧きます。

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