ドラマ感想|スナック女子にハイボールを
月曜深夜に放送されているこのドラマが、かなり面白いです。スナックに行ったことがない私でも、まるでその空間にいるような不思議なドラマ。どこの職場にでもありそうな話(愚痴や小さなトラブル等)を上手く30分でまとめているドラマ。
連続した感じはなく、1つの話をみて違和感なく楽しめる展開。これから途中から参入でも楽しく見始められると思います。なんといってもママ役の山口紗弥
うらぶれた感じというか、ほどよくやさぐれた感じが出色。こなれたママは、お客さんのあしらいもお手の物。相槌の打ち方からなにから全てが妙にリアルです。
でもこういう人に話を聞いて欲しいお客さんも多いんじゃないかな。常連客込みで壮大なコントをしているようでもあり、和気あいあいとした感じは心地よい。なんだか最近日本のスナック文化も、改めて見直されているようですよ。
日本全国にいる名物ママ達も、手ぐすねを引いて待っておいででしょう。ドラマよりもっとキャラのたったママさんが、きっと街のあちこちに・・・。今日も街の片隅で誰かのぼやきを、くすりとしたおかしみに上手く変えてくれているはず。
人と人との繋がりを、こういう場で再確認するというのも面白いですね。あんまり噂され過ぎると嫌ですけど、たただそういう所も含めてスナックなのかも。ザ・昭和というか町内会の回覧板的に客の近況をお互い知れる。
こういうネットワークも、地味に細々とは続いていってほしい。若い子でスナックやりたい人も、いずれ出てくるかもね。
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