子育て支援政策の限界
選挙中いくどとなく子育て支援の重要性について論じられてきました。ただそういう事を訴えている候補者の方も、ぼんやりしている主張が多かったように感じます。
自分自身に子供がいるとか何人子供がいるとか、そういう事を前面に出すより子育て経験を通じて、感じた事や熱い思いを言葉にして伝えて欲しかった。こういう場があったらいいのにとか、「誰もしないなら私が率先してやる」とかそういう気概のある人に投票したい。仮に選挙で落選しても、そういう人は引き続き応援したいのに。
お金のかかる事ばかり、やたらしたり顔で訴えられても・・・。お金をかけずにこういう風にしたら子育て支援の予算やりくりできますとかそういう候補者の姿見たいんだけどなあ。
と同時に最近学者さんや専門家さんが、口をそろえて行政が家庭の支援すべき論に持って行ってるのも気になります。救済は必要だけれど、軽々しく自分は手伝わないのに公務員の人だけにハードな仕事を一方的に押し付けるのも違うかな。そんな思いもあって複雑です。
産官学協働とかいわれて久しいのに、こういう時には決して手を結ばないのね。子供の数を増やすことも大事だけれど、今を生きている子供を大事に育てる。そういう政策も必要だと思う。居場所づくりも必要だけど、将来のお仕事についてポジティブに探せる場所。「こんな仕事世の中にあるんだやってみたい」そう思える場があったら子供たちの不安感もいくらか和らぐのではないかと。
親のサポートという点でいえば、新米ママだけでなく新米パパのお悩み相談対応も受け皿として必要でしょうし。そこらへんどうなんだろう?これからはパパさんが昇進諦めて家庭にエネルギーをさく。そういう家庭も出てくるでしょう。
パパのもやもやを気兼ねなく話せるちょっとしたカフェのような場があったら楽しそう。そういうのもどこかに出てくると、っという間にひろがるでしょう。
自然発生的にそういう流れが起きるのが一番。必ずしもすべて行政が、対応することばかりでもないような・・・。きっと子育ても難しいでしょうし、同じくらい子育て支援というのも難しい。
これから子育て支援の在り方みたいなものが、形作られている最中。もう少し気長に待たなくてはいけないのかもしれませんね。スピード重視より、質重視でお願いしたい。
追記 行政というより街や地域で協力し合う。困った時はお互い様の精神に戻っていく?そういう可能性もありえます。