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 湯煙香るこの街で 別府湯めぐり旅

 待ちに待った湯治旅。別府へようやく行って参りました。今回はひたすら温泉をメインに据えて、低予算で回ってきましたよ。別府までは高速バスで移動。大幅なバスの遅れもあり、旅の予定が想定とは違うものに・・・。


 それも仕方ない。折角なので初日は宿の付近でお弁当を買って食べました。チキン南蛮ならぬとり天南蛮のお弁当。甘酸っぱくて美味。記念にパシャリ。


 残念ながらグルメは今回これだけ。二日目は、亀の井バスの1日フリー切符で別府の湯めぐりをするのだ!ちなみにその切符は別府駅のすぐそばにある観光案内所の中で買えます。これはもういかにしてルートを効率よく回るか考え、とにかく温泉三味をしなくちゃ。


 切符の内容としましては別府市内限定のフリー切符もありますし、由布市のほうまで行けるフリー切符も売ってます。すぐ元が取れるのでこちらの切符は、早めにゲットされたし。由布市は湯布院を要する大分有数のおしゃれスポット。遠方から足をお運びの皆様は別府と湯布院両方行かれてみてはいかがでしょうか?一日で回るのは難しいので、別府で1泊。もう1泊は湯布院が理想のプランかも。2泊3日もしくは3泊4日あたりだと、もっとゆっくり湯めぐりできますよ。



 じっくり大分の温泉を満喫するなら2日バス乗り放題切符を買うのもいいかもしれません。亀の井バスのフリー切符をつかって旅行すると他の交通会社に乗ると、お金かかりますから乗る度にきちんと確認された方が良いかも。詳しくはこちらで確認してみて下さいね。



 私は1日目に関しては近場の温泉で疲れを癒し、2日目にバスで湯めぐりをしました。ザ高級旅館の日帰り入浴温泉ではなくて、その地域の人達を癒すお湯。そんな場所をふらりと次々湯めぐりしました。1日目に訪れた共同浴場がこちら。

 海門寺温泉です。ぱっと見銭湯のように見えるかもしれませんが、安価で入れるれっきとした温泉です。地元の方と一緒に入浴する。あまり経験のない事でちょっと緊張。でも優しい方が多くて安心。事前に別府の温泉ルールを予習して行ってよかった。気になる方はこちらの別府の温泉ルールをチェックしてみて。




 実際温泉入る時に参考になります。その場であたふたしなくて済むので、こういうお勉強も大事。初日はバタバタして宿でゆっくり源泉かけ流しに浸かり、あまり派手にあちこち動きませんでした。



 2日目はいよいよあちこち湯めぐり開始。まずはバスで鉄輪へ。別府といえばアジアからの観光客のお客様が多い人気エリア。しかし別府駅から鉄輪へのバスの道中では何やら若い方が多いような・・・。ここは欧米の方も多くお見かけした記憶があります。若い外国の方に、温泉が人気なのでしょうかね。






あちこちから噴出する湯煙
素足を蒸すという体験をしてきました。なんと無料で出来るのです。
足湯でゆったり




 鉄輪は写真で残しておきたいところが沢山有ったのであちこちでカメラ片手にうろうろ。気付けば結構長居していました。私は鉄輪でも共同浴場に赴き、ほっと一息。あれ先程までいた海外からの皆さんがいない。ゲストハウスに行かれたのか、そこまでディープな場所に足を運ばないようです。


 共同浴場にもお見えになるものだとばかり思っていたので、残念です。何より鉄輪エリアの温泉は入湯料が安い。そこも多くの人を引き付ける魅力なのかもしれません。ここら一帯は湯煙に包まれて情感たっぷり。すれ違う人のお顔も上手く見えない時もあるほど。



 それが奥ゆかしいような不思議な感覚。気付けばもうこんなに時間がたっている。そろそろ次の温泉に・・・。という事で明礬温泉へ向かいました。私は一度鉄輪から別府駅へ戻り、そこから明礬温泉へというルートを選択。そうバスの路線も頭に入れて、効率よく動くのが大事。



 おそらく色んなルートがあると思います。明礬温泉は鉄輪とも近い。鉄輪から明礬のルートもありました。ここふたつを上手く一気に回るのも攻略の秘訣でしょう。



 私の入った明礬エリアの温泉は照湯温泉。今まで入った共同浴場と雰囲気が違う。心無しかお湯に入った感覚もひと味違うような気がしました。どこの浴場も基本あつ湯とぬる湯両方あります。ぬる湯の方が人気あったのが意外です。

照湯温泉近くの風景。わびさびをかんじてしんみり。

 私はあつ湯にもチャレンジ。ものすごい長時間入っていたわけではないのに、顔から汗がじんわり。そして気付くと、手足がすべすべになっていた。指先の温まる感じが、大変心地よい。この頃寒くなって来たので、身体にじんわりと沁みてくる。忘れずに別府駅行のバスの時刻もきちんと記憶して入浴していました。もっと浸かっていたかったけど、そそくさと退出。バスの到着より余裕をもってバス停には行っておかないと。



 別府駅に帰ってくると、次はどの温泉に行こうか。ここからが勝負です。これが本日最後の湯めぐりになるかはたまたまだ行けるか。緊張しながら、バスの時刻表を見ると、堀田温泉に行くバスを発見、さらにその後どうも亀川の方にも行ける事が発覚。


 まずは堀田温泉へ向かいます。もう日が暮れかかっている。ここからは写真がありません。もっと遠いかと思っていたら、意外にすすっとついたイメージ。ここがとてもよかった。露天風呂もあって、良い感じに温泉気分を楽しめました。



 常連さんの関係性もすごく素敵。お風呂上りに横になる休憩スペースもあって、しばしごろ寝。しまった5分間くらいの記憶がない。温泉で体の疲れが取れ、そのまま睡眠モード。



 でもここで終わりではないのです。もう一度バス停に戻り、別府駅へ帰還。最後に向かうは亀川エリア。亀川はバスで、ちょっと遠い。今日のしめは亀川エリアの温泉亀陽泉。



 浴場内にハンデのある方が使うスペースを確保。そこはあけておいてくださいとの注意書き。誰でも楽しめる温泉そんな気遣いは嬉しいですね。お湯に入るとみんな笑顔になれる。この日最後の温泉巡りは体だけでなく心もポカポカになりました。


 もうバスの便も残りわずか。ほぼ最終といってもいいのではないかという便で別府へ帰ります。振り返るとたった1日でこんな沢山のお湯をいただきました。


 今こうやって振り返る方が意外とその時の事をはっきり思い出せます。湯と記憶って面白い取り合わせ。この日はすごく熟睡して目覚めが良かった。きっと沢山温泉に入ったおかげ。翌日は近場の共同浴場の不老泉で入湯。

暖簾も何だかやたらと味がある。

この旅最後の温泉体験と相成りました。あ~幸せ次は温泉旅館の日帰り入浴を是非とも利用したい。


 カフェにはスキマ時間に立ち寄れました。

ハジマリベップというホテル。こちらの中のカフェで小休憩
すももジュースの炭酸割り。

 最後に別府の夜景をどうぞ

的が浜公園で竹細工を使ったオブジェがありました。



公園の中に優しいあかりがあってホッとする。
別府の夜に燦然と輝く別府タワー。別府の夜は、ちょっと大人な雰囲気。

 梨ソフトも食べたかったけれど、残念ながら食べられず。次はいつ湯めぐりできるかなぁ。プチ湯治もしながら、別府観光も駆け足で楽しみました。今回の旅は成功。





 







 


 

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