寄り添いを科学する〜第3回保育力レベルアップ研修会〜
子どもに寄り添う
母親に寄り添う
病人に寄り添う
「寄り添う」という言葉を私たちはよく使いますが、本当のところ、どういうことを指すのか、きちんと答えられる人は少ないかもしれません。
そして、きちんと答えられないということは、自分が本当に寄り添えているかどうかはわからない、と捉えてみる視点も大切かもしれませんね。
私は「寄り添う」とは、けっこう深い意味があると思っているんです。
主体性を侵さない
「人に寄り添ってもらった体験がある」という人は、わかるかもしれませんが、寄り添うというのは、寄り添われた側からすれば、深い感謝の思いが湧いてくる体験なんだと思います。
つかず離れずの距離にいて、じっと見守ってくれている。
同じ空間にいて、時間を共に過ごすのですが、主体性は侵されない。
自分でも向かうべき方向はわかっている。
わかっているんだけど、すぐには行けない。
でも、行くプロセスを、信じて見守ってくれている。
ちっともかっこ良くない。
不格好で、情けなくて、そんな正直な姿をさらけ出せる。
それは、もがいている苦しい状況を、この人はよく知っているという安心感が素直にさせるんです。
向かう先がちゃんとわかっている
つまり、寄り添いの本質は、どこに向かうべきか、本人も、支える側もちゃんとわかっていて、忍耐強く待つということなんだと思います。
ゴールまで、とても時間がかかることをわかっていて、大丈夫、あなたは必ず立ち上がると信じて、傍にいる。
それでいて、いつまでも居続けてはダメだとわかっていて、役割を終えたらキッパリと手放すことができることなのです。
寄り添いは技術
これは、気持ちや思いだけでは絶対に難しい。
なぜなら、気持ちとは常に揺れるもので、ゴールを見失うこともあるからです。
寄り添いは、技術なくして確立することはできない。
そして、技術である以上、学習を積めば、必ず力がつくというのも事実なのです。
人の人生に関わる仕事をされている支援者は、まずは寄り添いの基本を抑えましょう。
そして、どんな技術があるのかをぜひ知って、ご自分のものに仕上げてください。
助けを待っている人のために、技術を磨き、自信を持って手を差し伸べられる人を目指してください。
詳しく学びたいという方は、こちらのセミナーをご用意しています。
ぜひご一緒に学びましょう♪(こちら↓)
第3回 寄り添いを科学する(共依存・マニュピレート)
1月6日(水)18:00〜20:00
目的を意識し結果を導くためには「寄り添い」の技術を使わなければ、単なる自己満足で終わります。自己満足に陥る背景には共依存があり、支援のプロは必ず心得ておく必要があります。
<概要>
寄り添いの4つのカタチ
外傷後の成長PTGを見据える
相手のために寄り添っている?
共依存に要注意!
マニュピレートを防ぐ 他
<お知らせ>
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