【子どもの朝のTODOリスト】ふせんで、はがす快感をプラス。
子ども達に朝の準備を促すのって、とても大変です。
金曜日の夜に
(ああ!明日の朝は、学校や園に行く準備させなくていいんだ!)
と、嬉しさを噛みしめるほど。
友人の中には、
「大変すぎるから、もう少し大きくなるまでは、準備は私がやる」
と言っているお母さんもいます。
分かる!分かりすぎる。自分でやった方が早いし、間違いがないからね。
でも、私の子育てのテーマは「自立と自律」なのです。
どんどん自分で出来ることを増やしてもらいたい、という考え方です。
なので、事情がない限りは、子ども達自身に自分の準備を促してます。
朝ごはんが出来上がるのが遅かった、とか、起こすのが遅かったとか、親の都合で、家を早く出なきゃいけないとか、そういう場合は手伝います。
ちなみに「遅刻しそう!」は、準備を手伝う理由にはなりません。
学校に遅刻しないように、朝起こしたり、時間を見るように声をかけたり、そういう協力はしますが、「遅刻しそうだから、お母さんが準備してあげるわ!」はナシです。
子どもにとって、遅刻する経験もまた良しです。
そして、そんな志のため、幼稚園の年少時代から、準備は自分でやってきたはずなのに、小1の今でもスムーズに行く日が少ないんですね。
「マスク持った?」
「熱測った?」
「名札は?」
などなど…。
親から言われて「あぁ!忘れてた!」となることもたくさんあります。
こっちも毎朝毎朝、同じ注意をするのも大変なんすよ。
「大変だと気づいたら、気づいた時に改善しよう!」
が、実は私のモットーなのです。
さっそくハルの毎朝のTODOリストを作ることにしました。
作る時に心がけたこと
①本人にとって確認しやすいこと
ノートを開かないとTODOリストが見れない、などは手間に感じるため、見ない可能性が高い。一覧にする必要がある。
②本人にとって、終わったリストを消す動作が簡単であること
以前に、両面磁石を使ったリスト(出来たことを裏返すシステム)を作ったが、磁石を剥がすことが難しくて、結局やらなくなった。
他の誘惑に駆られないような仕組みが必要。性格からして、えんぴつを持つと、何か書きたくなりそうな気がする。
③終わったリストを消す動作は、ちょっと気持ちいい感覚がある方がいい。
ビー!と線で消すなど、「よし!終わった!」みたいな快感があると良い。
以上のことを勘案して、
ふせんにTODOリストを書き、棚に貼り付ける
という仕組みを作りました。
終わったことが書いてあるふせんは、ピッと剥がします。
このピッと剥がす、ちょっとした快感が重要ですね。
剥がし終わったふせんは、棚の上に置かれているので、私がまた翌朝までに、上の画像のように貼り付けています。
本人もこのふせん作戦、まずまずの様子です。
「お母さん!熱を測るがないと、忘れそうになるからさ、ふせんに追加してほしい!」
と、ふせん追加の要望も来ました。活用してるね!いいね!
アドラー心理学のアドラー氏は、「10歳までに自立」を提唱しているそうです。
自分のことは自分でやる!
でも本人のやる気を出させるために、つまり動機付けに、色々小細工をして、あの手この手で、自立を促しております。