東坡肉(トンポーロー)
今日は東坡肉(トンポーロー)のレシピをご紹介します。いわゆる、中華風の豚の角煮ですね。
今までは最初の焼くところから1つの鍋で作っていたのですが、今回は工程ごとに分けて調理してみました。
①フライパンを強火で熱し、表面にしっかりと焼き色を付ける。
②鍋で下茹でする。
③②とは別の鍋で調味料と共にじっくりと煮込む。
この3ステップで美味しい角煮が出来ます。
②の茹で汁は一旦冷やすと脂が浮いてくるので、これは取り除き、ラードとして炒め物に使います。
そして、脂を除いたスッキリとしたスープで鶏胸肉を茹で、冷やし中華の具にする(スープも少し使う)予定です。
一見面倒そうなのですが、別の料理にも使い回せるので、実は効率的な作り方かもしれないなーと思ったりもしています。
何より、角煮が全然しつこくなくて美味しい…
是非、参考にして欲しいなーと思っております。
■材料(2人分)
豚ばら肉(ブロック) 400g、ちんげん菜 1束、長ねぎ(青い部分) 1本分、生姜 3スライス、塩・油 適量
・煮汁
水 300㏄、紹興酒(日本酒) 100㏄、ブラウンシュガー 大さじ2、醤油 大さじ2、八角 1個、酢 小さじ2
■作り方
①豚ばら肉の表面に塩を振っておく。フライパンを十分に熱したら油を引き、脂身が下になる様にして強火で焼き付けていく。1分程経ったら、各面(全面)同じように焼き付けていく。
黒い焦げが出来ない程度に、でも、しっかりと焼き色が付くまで焼きたいところです。
②鍋に水を入れて沸騰したら、長ねぎの青い部分、生姜、①の豚肉も入れ、1時間程下茹でする。アク、脂はある程度無くなるまで取り除いてあげる。
豚肉がすっぽり隠れなければ熱湯を適量加えます。
火力は弱~とろ火、ポコポコとすこーし気泡が出ている位がちょうどいいです。火力が強すぎると豚肉がパサついてしまうので注意しましょう。
蒸気が程よく逃げる様に、少し隙間を少し開けて蓋をします。
③別の鍋に煮汁の材料(醤油、酢以外)を入れ火にかけ、煮立たせる。②の豚肉を取り出し、食べやすいカットしたら、鍋に入れて弱~とろ火で30分程煮ていく。
豚肉がちょうど煮汁に浸る位の鍋の大きさが理想です。
火力は下茹での時と同じです。強すぎるとパサパサな仕上がりになってしまいます。
④醤油を大さじ1加えて、更に30分間煮詰めていく。
醤油は2回に分けて入れることで、味わいに深みが出てくるのでここでは半量入れます。
⑤醤油 大さじ1、酢を加えて、20分程煮詰める。付け合わせのちんげん菜を塩茹でする。冷水に晒したら水気をしっかり切り、食べやすい大きさにカットして盛り付ける。
角煮が煮汁に半分位浸かっている状態で完成になるイメージです。
やはり角煮は熱いうちが美味しいからね…と言い聞かせて、400gぺろりと完食してしまいました笑。