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しまっていた本のはなし

現実逃避としての読書が好きだったので、小説ばかり読んでいたのですが
子どもが生まれてからはそんな余裕もなく、読むとしたら育児書ばかり
子どもに障害があると分かってからは、専門書とよばれるものも読むようになって
本棚にはいつしか難しそうな漢字が並ぶようになってしまいました。。。

しかし、息子が読書をするようになると、増える増える絵本と児童書
保育園のときには図鑑ばかり、その後はいきなりノートンやナショナルジオグラフィックを読み聞かせさせられてきたので、私の脳内には恐竜と鳥類の進化の歴史や地球内のマントル構造、ブラックホールの構造と宇宙の果てについての考察などなど今まで知りえなかった理科の知識をたくさんつめこまれてしまいそれはそれで面白い体験だったのですが、正直つかれるんですよ、あれを音読するのは。
しかし、とうとう物語を読むようになったんです。
マジックツリーハウスは神ですね。あれ全巻欲しい。(いくらかかるんだ)(本棚がたりない)

そして、自分で本を読むようになった息子、読み聞かせが不要となり、やけに静かな時間がやってきて、私はそっと昔の本が並んでいる本棚を見る時間ができて…
そこに並んでいるのは、買い集めた文庫本。何度もあった引っ越しのたびに選定されて残った捨てられない本たち。
改めてみると、今はもう読まないな、という本もあるけどそれでももう一度読みたい本もあり、そのうち息子が読むだろうかと思う本もあり。
「必要だから読まないといけない本」もたくさんあるけれど、「必要じゃないけど読みたい本」がたくさんあるっていいなぁ、と改めて思ったお正月休みでした。

本が増えたので、本棚を買い足したい。
と夫に聞いてみたところ、すごく怪訝な顔をした上で聞こえないふりをしたので、今は無理みたいです。

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