創作漫画執筆にて没にした案件と中世庶民の住宅事情
pixivFANBOXに載せた記事ですが、読めない方もいらっしゃると思うので転載です。只今執筆中16世紀英国舞台とするファンタジー作品。占星学の学者の主人公に貴族や庶民の暮らしぶりを織り込んでゆくお話です。
要なのは美術なので、とにかく文献と映像作品が頼りです。シェイクスピアやらディケンズやら占星学者、占い師、悪魔や妖精信仰などの文献、もう大変です。
さて転載部分に入りましょうか。
トップ画像。何でこの背景が納得いかなかったのか説明
新章3話の制作本格的にスタートしたのですが1ページ目からすでに難関が。
見出しの画面なんですが16世紀の庶民の建築物。窓こんなでかいのつけられない筈なんです。出来るのは貴族か王室です。これですね、以下。
庶民の窓は大体がこれです以下参照、この背景はシェイクスピアの家から貰っております(それでもシェイクスピアは比較的裕福な中流階級の家庭だったようですが)
当時はガラスにも強度が足りなかったために格子で頑丈にする必要があったのだと思われます。色々映像資料見たのですが16世紀辺りはこれが主流のようです。今現在残っている歴史的建築物も窓は今使いやすいように変えているようです。なので大幅な背景の変更が成されております。
これもたかが一コマなのですが、モデルはケンブリッジ、The Eagle 、もう資料探すだけで冷や汗ものです。これもパース間違いや画面の密度が程度弱いので描き直しが必要です。かかりますねえ時間。元々商業ベースに乗せられないマニアックな題材なので呑気に構えておりますが年内中に完成させたいです。休みの日はフル稼働ですね、汗
誰か突っ込みどころがありましたら教えていただきたいくらいなのですが、余り期待は出来ないですよねえ。そんな小話で失礼いたすといたします。
また執筆していて気がついたことがあったら記事に致しますので宜しくお願いいたします。