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介護現場(ヘルパー)の本音

こんにちは、宮本(@makoto__miyamoto)です!

ひさしぶりに介護のお話を。

いや、noteでちゃんと書くのは初めてかもしれないですねw

この前、Xでこんな投稿を見てそれに対して

介護現場で働く人がこう返信してましてましてですね。

これが介護現場で働く人の本音というか、大半の介護士は純粋にこう感じているだろうなと。


経営者と働き手の温度差

まず、経営してる人とその会社で働く人たちには必ず温度差があるということ。

しかもここって経営者の人たちが感じてるよりかなりの差があると思うんですよね。

経営者の考えを働いてくれてる人達に分かってもらう事はなかなか難しくて、それは逆も然りで社員(パート)の考えを経営者が全て理解することも難しいでしょう。

だって、スタッフはまだ経営をしたことないんですから。

それは、社員(パート)を馬鹿にしてる訳ではなく経営者や会社によっては考え方や事業の進め方が違うし、24時間365日仕事の事を考えている経営者と一緒のマインドを持つことは不可能なんですよね。

僕もサラーマンを経験してますし、その時も社長の考えてることは理解できないことはありました。

社長の側近とかで働いているなら話はまた別ですが。

経営者も全ての事をスタッフに話すことはないでしょうし話す必要がないこともあります。

今回のXでの論点としては

「介護の現場で働く人たちが介護業界、またはその働いていてる会社や利用者の文句をSNSで発信するのはやめようよ。その発言が介護業界を知らない人や発信を見た人にとってマイナスになるし、自分達で自分の首を絞めて業界自体を衰退させているんだよ」

ってことで(ここまでは言ってないけどw)

この気持ちすごく分かりますw

だってその発言で介護業界へ参入する働き手が減るかもしれないし、興味を持っていた人からしたら、それをみることで興味を無くす可能性もあるからです。

だけど、現場で働く介護士の人たちの意見もわかるんですよね。

「おい、待て待て!!経営者の人たちはそうやって綺麗事ばっかり言うけど現場はめちゃくちゃしんどいんやぞ!愚痴くらい言ってもいいじゃないか!」

(これまたここまでは言ってないw)

この意見もよ〜く分かります。だって、介護の仕事はしんどんですからw

介護の仕事が大変なのは当たり前

僕もずっと現場主義だったので、介護の大変さやしんどさは重々理解してるつもりです。

介護業界の「3K」と呼ばれる

  • キツイ

  • 汚い

  • 給料やすい

これを改善すればそういったスタッフの文句がなくなるのかと言うと

絶対になくなりません!!

この3Kは改善しようと思えば改善できます。

キツイ

現場量の調整やシフトの見直し。年間の休暇の調整、有給の取得は当たり前のことですが、ここをしっかりできないと必ず文句が出ますし、辞めていく人が増えます。

もちろん、人員の都合や人材募集をかけても人が入ってこなければ改善することは難しいですが、今やSNSでの人材募集の方が効果的です。

正直求人サイトで介護の働き手を見つけるのは相当ハードルが高いように感じます。

未経験の人を一から育てるシステムを会社内で構築できてるのであればSNSでの求人募集の方が効果的かもしれません。

汚い

これはねー、避けれないですねw

介護の仕事は排泄の仕事も多くあります

が、そもそもこの業務ができないと介護の仕事はできないかもしれません。

うちのスタッフは排泄の支援や汚いお宅に訪問した時「想像してたよりも抵抗がなかった」とか「排泄など普段見ることがない体の仕組みをしれて新しい発見があった」「抵抗はあるけど人間なんで〜」などなどなかなか面白い発言をしてましたw

給料が安い

もう会社にがんばってもらうかしかないですw

介護・福祉事業は安定はしていますが店舗の拡大や施設系の運営をしていかないと大きく利益は見込めません。

僕は介護・福祉事業の他に売上の底上げになる事業もあった方がいいと考えて福祉以外の事業も運営しています。

福祉事業だけで利益を大きく上げている事業所や法人もあるので、そこは働く人の頑張り次第でそれに見合った「対価」としてお給料をしっかり払ってくれる法人もあるでしょう。

ただ、与えられた仕事するのは当たり前で「誰のために」「どんな事ができるか?」まで考えて仕事をしてください。

「業務」ではなく「仕事」をしてくださいね。それをみてくれる経営者の方は必ずいると思うので。

そもそも本音をぶつけ合える環境整っていますか?

で、話を本題に戻すとこう議論になるって事は話し合える環境が整っているのかな?って感じちゃいます。

友達関係ではないので、経営者と働き手が完全に腹を割って話す事は100%は出来ないと思いますが、ある程度は話せる環境は作った方がいいんじゃないかと。

風通しが良すぎるのもあやふやな会社になるのでONとOFFは必要ですが、多少はゆるっとしてても会社の方針や進むべき道さえみんなに示していれば理解してくれるスタッフも増えてきます。

うちの場合は僕自身は年に一回の面談でガッツリ話す場を設けていています。

じゃ、それ以外にスタッフと話さないのかと言うとそうではなく同じ空間で仕事もしてますし、スタッフ主催の飲み会も参加しますし、スタッフの顔を見て「あっ、今調子悪そうだな」とか「いつもとテンション違うなー」と感じたら話せる時間を作るようにしています。

それ以外は基本的にあまり余計な事は言わないようにしていて、たまにかまってほしくて僕がちょっかいをかけて煙たがられているくらいですw

客観的に会社をみれるかどうかが鍵

で、実際に自分で経営していてもそうなんですがなかなかスタッフの声や自社の動きを全て把握するのは難しい時があります。

僕もそれで悩んだことがありましたし、解決策を見出すことができないこともありました。

スタッフの為にと思ったことが裏目に出てどうにも収集がつかず「じゃ、甘やかすのは辞めてもっと厳しくしよう」としてもっと悪化したこともあります。

社員(パート)との関係は会社を継続する限り悩みの種になるでしょうし、解決しても新しい人材が入って来ればまた新たな問題が出てきて永遠に解決策を考えないといけません。

これはどこの会社でもそうだと思うんですが。

僕は自分1人で解決することを辞めて僕と一緒にビジネスをしているパートナーのコンサルタントにお願いしました。

実際にこれが功を奏した訳で、自分1人では見ることや考えることが難しい問題を客観的にアドバイスしてもらい1つずつ解決してもらう事で会社のバランスが整ったんです。

そうすることで会社が抱える問題やスタッフの本音を見つけることができ、その問題や悩み、不満を解決していき会社全体で進むべき道をみんなに示すことができました。

改善方法としては

  • ある程度は社長と社員(パート)が本音を話せる環境を作る

  • 会社の方針や指針、共有できることはなるべくみんなに周知する

  • コンサルやアドバイザーの介入で改善点を見つけてもらう

本音を話せる環境というのは吉と出るか凶と出るかはやってみないとわかりませんが、そこらへんも信頼できる人に相談しながら進めるのもアリだと思いますよ。

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