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心臓オン

ドクン…ドクン…ドクン…ドクン…

心臓はみんな1つもっている

身体の機能として1人ずつ

だけど、心臓の音はひとりひとり違うらしい

小学生のとき心はどこにあるのかと聞かれてそれは心臓だと思っていた

目の前を歩いてる人、電車の席の向かいに座っている人、トイレですれ違った人、レジで会計をしてくれて人

生まれて場所も、育った環境も、今やっていることも違う

でもみんな心臓をもっている

顔も違えば、お腹が減るタイミング、好きな色、心地のいい場所も人それぞれ

心臓はそんなことお構いなしに動き続ける

人の顔色をうかがっているときも、プレッシャーにさらされているときも、興奮しているときも、危機を感じたときも

心臓は血液を送り続けてくれる

私の一部として、私を信じて、やるべきことをやってくれている

言葉はないが私というこの世に1人しかいない存在のひとつの機能として居続けてくれている

ドクン…ドクン…ドクン…ドクン…

みんな心臓をもっている

私を信じて動いてくれているものがここにある

ドクン…ドクン…ドクン…

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