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趣味#3|10年前に片思いした相手に感謝しかない

心の支え、人生の軸のひとつになるようなアーティスト・曲はありますか?私はSEKAI NO OWARI(以下セカオワ)です。他にも好きなアーティストはいます。米津玄師、Mrs.GreenApple、Ado、ヨルシカなど、あとはゲーム実況が好きなので、そこ関連やにじさんじなど。カラオケは周りに合わせられるくらい好きです。

推し活という言葉がセカオワを好きになった時からあるのなら、なによりも推し歴が長いです。セカオワは私の価値観の形成に3割くらい関わってきます

好きな人の好きな人

セカオワとの出会いは小学5年生でした。当時『RPG』や『炎と森のカーニバル』が出た時期で、セカオワがメジャーデビューして最初に引っ張りだこになった頃だったと思います。
当時、好きだった人がセカオワのファンだったんですね。だから入り口は”セカオワが好き”じゃなくて”セカオワが好きな人が好き”でした。結果、人生を支える、かけがえのないアーティストになりました。

1、自分を知るきっかけ

多様性#3でお話したように、私はセカオワのFukaseさんを通してADHDの存在を知り、診断に至りました。セカオワのことを調べていてFukaseさんがADHDであることを知り、ADHDってなんだろうと調べたところ、私の自己紹介かと思いました。性格診断とか、占いとか、「これ私、当たりすぎてて怖い」ってこんな感覚なんだろうなって、昔も今もそういうの興味ない私が実感したのを覚えています。

『銀河街の悪夢』は自分の睡眠障害を受け入れるきっかけになりました。

明日また起きたら 何か始めてみよう
だから今日はいつもより 早く眠りにつこう
だけど眠れなくて 朝日が昇るんだ
明日はもっと自分が 嫌いになるのかな
(中略)
明日また起きたら 何か始めてみよう
だから今日はいつもより 早く起きてみよう
だけど起きれなくて 夕日が沈むんだ
こんなに辛い日々も いつか終わるかな

そうさ 誰のせいでもなくて 僕の問題だから
僕のことは僕でしか 変えることができないんだ


明日を夢見るから 今日が変わらないんだ
僕らが動かせるのは 今日だけなのさ
今日こそは必ず 何か始めてみよう
応援はあまりないけど 頑張ってみるよ

明日を夢見るから 今日が変わらないんだ
僕らを動かせるのは 自分だけだろう
そんなことわかってるんだろう
強くなれ僕の同志よ

受け入れるきっかけだし、「同志」という言葉が少し辛い思いを軽くしてくれました。睡眠に悩む私の応援歌です。

2、価値観の形成

『Love the wars』『illusion』『天使と悪魔』は私の価値観の形成に大きく関わりました。

Peaceの対義語の戦争をなくすため何回だって行う戦争
朝がなければ夜もない
そして悪がなければ正義もない
そして不自由がなければ自由もない
だから戦争がなければPeaceもないのかい?
(中略)
Love and Peace. Beautiful world.
Perfect age. Happy generation.
The thing we have lost along the way.

Hold on. Something is wrong.
Just what are we forgetting?
(中略)
不自由なんかないこの世界で どんな自由を願ったらいいの?

幸福の中から幸せを 僕らは見つけていけるのかな
でもそれはまるで昼に光るStarのように
僕らはそれを見つけられない

対義語を意識するようになりました。確かに戦争がなかったら平和という言葉は生まれないなと。今あるこの場所、この環境を噛み締める必要性を感じました。平和や自由を感じる間は戦争や不自由で困っている人がいるんです。日々感謝を忘れない、そんな心はここで得ました。

TVで放送されている 爆弾が降る民族紛争は
音声も映像も 調整された戦争
(中略)
僕たちが見ている世界は 加工、調整、再現、処理された世界
だからあなたが見ているその世界 だけが全てではない
みんなだってそう思わないかい?
(中略)
僕はコンピューターで 無限の宇宙を見て
「もう全てを知っている」と 錯覚するんだ

当時はまだ、今ほど浸透してなかった「ネットリテラシー」をここで身につけました。自分の視点が全てじゃない、自分の正しいことが誰かの正しくないことかもしれないという意識を持つようになりました。

大人VS大人の正解、不正解のバトル
TVで子供らに教える「誰が間違ってるか」
正義のヒーローは 悪党を倒すものだと
子供はTVを見て思う「悪は滅ぼさなきゃね」

(中略)
正義が支配する 最悪な世界では
マジョリティーこそが「正しい」と
みんな「間違える」!?


「正義」を生み出した 神様聞こえてますか
あんなものを生み出したから みんな争うんだよ

戦うべき「悪」は自分の中にいるんだと
「世界」のせいにしちゃダメだと 僕はそう思ったんだ

何かを変えるってことは 自分自身を変えるということと
ほとんど同じなんだよ
「僕ら」が変わるってことは「世界」を変えるということと
ほとんど同じなんだよ
(中略)
「賛成」と「反対」の間に「こたえ」が生まれればいい
正しさを主張するだけじゃ「こたえ」じゃないんだ

否定を否定するという 僕の最大の矛盾
僕の言葉すべてデタラメ だってことになんのかな?

私の多様性への考え方は「肯定も否定も正しくて正しくない」ですが、ここに辿り着くずっと前から、どこかこういう考え方を抱いていたのだと思います。この天使と悪魔を聞いた日から。私はこの曲が多様性を物語っていると思い、子供に危険な体験をしてほしい理由でもあります。人に子供に危険な体験をしてほしいという話をした時「親に教えるべきことがあるかもしれないね」という答えが返ってきました。それは大人の言動ひとつひとつが子供を形成しているからで、この曲にも現れていると思います。

もう考えすぎて2日位経ったし、もっともっと語りたい。から一旦出す。

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