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【映画感想】新年あけましてホラー【#汁なし大盛り担々麺3杯目】

実は平日の仕事のお昼ごはんで担々麺を食べるたびに1記事を書くことにしています。が、なかなか時間とれないので、ざざっと見た映画の感想を簡潔にまとめて1記事にしました。
微妙なネタバレを含みますのでご注意くださいませ。


年明けてから見た映画

サンタ・サングレ(原題:Santa Sangre)

1989年制作のイタリア・メキシコ合作のサスペンス・スリラー映画。アレハンドロ・ホドロフスキー監督。
(中略)
メキシコシティのサーカスの団長の息子フェニックスは繊細で感受性豊かな少年だった。父オルゴは浮気性でサディスト、母コンチャは狂信的宗教の信奉者だった。彼は新しくサーカスに入団した刺青の女が連れている聾唖の少女アルマにほのかに好意を寄せていた。

wikipediaより一部引用

感想
80~90年代映画特有の解像度(フィルムの荒さ)がレトロ風な印象を与え、
今の時代となっては作品により寂寥感を与えもの悲しさ、美しさを引き立たせているように感じて大変よかった。一般としてはドン引きする映画かもしれないが、自分は笑ってしまったりしんみりすることが多く、1組の少年少女の純粋な愛、両親からの抑圧からの解放を描いた切ないお話だった。
カルト映画!やばい映画!という前評だったけど、そうかな……と少し疑問。画がショッキングなのは認めるものの、なんというか、伝えたいことは割とシンプルで芸術性が高い映画じゃんと思ったため。
ホドロフスキー監督の作品結構好みかもと思ったので、機会があればエルトポとかホーリーマウンテンも観たい。映像的に好みなのはホーリーマウンテンと予想。我慢できず購入しちゃいましたが、おそらく日本語字幕がないものだろうな……まぁなんとかなるやろ。

英語字幕があれば翻訳すればいい。届くの楽しみ~。


ファンタスティック・プラネット(原題:La Planète sauvage)

ルネ・ラルー監督による1973年のアニメ映画。
(中略)
宇宙のどこかにある惑星イガム。ここでは巨大な人類・ドラーグ族が文明社会を支配し、小さな人類・オム族は原始的な生活を強いられ、ある者は虫ケラのように扱われ、ある者はペットのように飼育されていた。ドラーグ族の議会では、オム族の知性に脅威を感じており、オム族絶滅を主張する強硬派とオム族との共存を図る穏健派が対立していた。

wikipediaより一部引用

感想
Youtubeで公開されてたけどAmazonPrimeで見た。
(コメント気になってみちゃうと半減しちゃうので)
序盤の指ピンで「いやそれ何回やるねん!」みたいなツッコミしかけました。主人公のテールも幼少のときから腹立つ顔してる……。
お話の内容としては人間の文明の起源、神話を見てるような感覚でおもしろかった。そもそも自然という神に対抗するために人類が進歩し続けたみたいなのがあるので、それまで神に等しいドラーグ族からの隷属からの独立までの流れが美しい。神殺しも終盤になって初めて犠牲を払いながらも達成したときには「お、ついにか」ってなったし、神と対等ともいえる力をつけた人間が地球という人工的な星を得た終わり方は「ついに神からの解放か……」って感慨深い気持ちになりましたね。そんな神秘的なシナリオだからからか、この絵のタッチあうなぁ~と思った。このビジュアル合ってこそって感じのもの。ピクミンの着想元らしいので納得。美しさとおぞましさの共存ですねぇ。

宗教画みたいだぁ~と思った


ムーンシャーク(原題:Shark Side of the Moon)

1984年。ソビエトは冷戦の対米兵器としてサメを兵士に改良した“ハイブリッドシャーク”を開発する。しかし、研究施設でサメ兵士が暴走し、セルゲイ博士はサメ兵士を道連れにロケットで月へと向かう。40年後、トレス船長率いるNASAの宇宙船が月に不時着し…。

Filmarksのあらすじより

感想
温泉シャークを見る前にひとつサメ映画はさんでおくか!と思いたち
月にサメ!?ええやんB級感あって!と期待し視聴。序盤の同僚のおふざけで「いいぞ!これからどんどん死ぬんやな!」と思ってたのに、徐々に真面目に撮ってますよ的な雰囲気が滲みはじめ「おっ、スカしたサメ映画か~」となった。オチはよくあるB級パニックホラーの王道的な締めで満足。
あと個人的にポイント高いのはサメの種類が結構豊富に用意されていたことかな(ホオジロだけでなくハンマーヘッドとかいて嬉しい!)
重力表現するためにスローモーションするアクションがアホくさくみえるのでそこはなくてもよかったやろ……とは思った。
サメだから重力きかないぜ~!みたいな絶望感あるチェイスとかのほうが見たかったかも。圧倒的サメTSUEEEEEEEEEEが見たかったし。
ぶっちゃけMEGよりかは個人的には好みだったからよしとするか。
MEGはなんか変にラブロマンス挟んでてマジで萎えまくった……。


アンデッド・ウォーカー

画期的な新薬“インスピリア”が発売。この薬を飲めば、風邪・インフルエンザ・ポリオ・エイズなど、あらゆるウイルス性疾患に対する免疫を得られるという。インスピリアの発売日、この特別な新薬の発売を祝い、一斉に飲もうするイベントが催されようとしていた。SNSの告知で集まった新薬発売を喜ぶゲイコミュニティの人々と、それに反発する人々が揉み合う中、始まるカウントダウン。そして小さな町は朝を迎える...。いつものように礼拝を始めようとしていたサミュエル神父は、礼拝の出席者がゼロという異様な事態に戸惑っていた。やがて1人、2人と信者たちが歩いてくる。彼らの姿に安堵するサミュエル神父だったが、突然信者たちが襲いかかってきて...。

Filmarksのあらすじより

※感想の前に※
実はわたくし、ル・ポールのドラァグレースがめちゃくちゃ好きでして。
で、サムネを見て「ウィラムでは!?」と気づきムーンシャークで本来接種するはずだったオバカエネルギーを欲しての後にすぐ視聴。

アイメイクだけだけど気づく存在感。って肌着見えとるやないかい!

感想
これだよこれこれ!!!!!!!
この超絶低予算感!そしてゾンビ!
そしてやっぱり抑圧してくる強い父権が描かれてる。キリスト教圏の信心深いところではまだあるのかも。マイノリティの人々を描いてて、その描写をするときは全くふざけてなくて、きちんと丁寧にされててよかった。まぁ泥沼キャットファイトとかあったりもするんだけど。ウィラムの冷めたような目が好きなんよなぁ。最後の打ち抜きシーンしびれた。
あと思ったのは、ゾンビ=意思がないのに生きているように徘徊する死体、ということから、生きてること、ないしは『自己決定』の重要性を説いてるのかもと思ったりしましたがどうなんでしょうか。低予算映画とはいえ、きっちり撮りたいところ、伝えたいメッセージは残していると思いたい。
だけど予算が尽きたっぽい演出の「紛失しましたw」みたいなカットは萎えるよ~。せめてナレーションいれるとかしてくれ。


以上。

この4つの中ではサンタ・サングレがダントツで好きで、その次にファンタスティック・プラネットかなぁ。自分は美しいものが好きなんだなと思いました。将軍のドラマの感想もいずれは描きたいですが、17日に公開されるという室町無頼も観たいし。いっそのこと『十一人の賊軍』の感想も残している状態なので、もう3本建てにしちゃってもいいかな……。

次に見たい映画は下記4つ。


次みたい映画

ファイブナイツ・アット・フレディーズ

絶対酔うので原作ゲームプレイできてないんですが世界観がめちゃくちゃ好き。フォクシーがどういう扱いなのか楽しみ。

ミッドサマー

劇団四季の冒頭を見てからずっと「あ、ミッドサマー見なきゃ」という使命感に駆られていたものの、結局2024年では見れなかったので見たい。

PIGGYか処刑山

PIGGYはいじめ描写あるホラーっぽい、設定が気になる。
処刑山はサムネイルのセンスがよかったし、意外と賞とかもとってるらしいので期待大。

よすぎませんかこのサムネ

シン・オクトパス

パニック映画はなんぼみたっていい。というか今回サメたくさん見たので別のモンスターパニックがみたいだけ。キラーナマケモノもリスイン済!
サメ映画たくさんリストにいれてるので見れなくなる前に見たい所存。


今年はたくさん映画を見て、いいものを吸収していきたい所存。
考えることを続けて、考えを言葉にして、自分の気持ちを正確に伝えることのできる人間を目指して。

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