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#小説
タイムパトロールは世界を変える(時間修正管理政府)
「なんであいつらは歴史を改ざんしようとするんだ!」
「正義だよ。正義ってやつはいつも人間をイカれさせる」
「俺たちの正義はそんなことにはならないじゃないか!」
「そういう考えがイカれた正義に変わっちまうのさ」
「俺は変わらない!」
「おまえはこの国が歴史改ざんで作られたことを知らないだろ」
「!!」
「だから俺たちは、歴史改ざんで作られた未来を守らなきゃならない。その為に、歴史改ざん
タイム・パトロールは世界を変える
ということで、これまでのタイム・パトロール小説をマガジン化してまとめました。
ここに新しく始めようとしているタイム・パトロール小説の世界観を記述したいと思います。
元々は、ぶんちゃんの
タイム・パトロールで普通の犯罪を未遂で阻止せよ!
という、ミッションからの起案ですが、タイム・パトロール・ネタを私は結構小説で書いているなあ~と、辿ってみるといっぱいあるんですね。
この世界観とはまた違い
タイム・パトロール「過去はいつでも変えようとすることが出来る、けれども失敗しないなんてこともない」
歴史をあるがままに動かす為に、タイム・パトロールしていると言うのか
過去を変えて、未来を変えるために、タイム・パトロールしていると言うのか
それはどちらでもあるだろう
正しい未来なんてあるのだろうか?
今、この時の行動が全て未来に変わってゆく。
過去は何時でも変えられる。
それが間違いならば、タイム・ダイブしたらいい。
過去に行けば、過去を変えられる。
死に物狂いで変える価値があれ
タイムパトローラー・「先輩を追って」
「あ、先輩!」
「お、おまえ!なんでここに居るんだよ」
「嫌だなー。なんでって、そりゃ俺も先輩の後を追って来たんじゃないですか!」
「なんで来たんだよ……お前には未来があっただろ!」
「先輩がタイム・ダイブ(TD)してから、少しづつ未来も変わりました。良くなってくるのを実感していたんです」
「ならなんでだよ!」
「決まってるじゃないですか。先輩と同じですよ。俺も未来を変えたい」
「お前には家族がい
タイムパトロールも大変だ!
「じ、自殺はやめなさい!」
今にもビルの屋上から飛び降りそうな男に、息を切らせながら登ってきた男が恐る恐る近づこうとしている。
「お前に俺の気持ちなんて分かるか!」
手すりを離したらビルから落ちるギリギリの所で、自殺しようとする男も決心が定まっていないのか、手すりを離す素振りを見せない。
「何をやってるんだ。まず、身柄確保だ。話し合いは後」
自殺を止めさせようと近づく男の後ろから、走りながら手すり