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作業日誌2023-01-11

あけましておめでとうございます。新年のご挨拶がすっかり遅くなってしまいましたが、今年もよろしくお願いします。

実験的に今日から定期的に日々の記録をnoteに公開してみようと思います。長らく何度もSNSでちゃんと観たもの・聴いたこと諸々発信するぞと幾度も奮起したものの、やっぱりその場でツイートしたりインスタグラムに載せるの、慣れないんです。言葉にできるまで体験を反芻しようとして、発信するタイミングを失ってしまうという…なのでnoteくらい時差の許される場所の方が良いかなと思った次第です。これは時差のあるツイート集のようなものです。

1月1日
新作のスケッチを書いていたら年を越しそうになる。慌てて年越しのタイミングくらい、と思いテレビをつける。2355の「たなくじ」はドキドキ大吉を引いた。ときめくような出会いがある1年らしい。占いは好きじゃないけど、たなくじなら信じるに足るものだと思う。夕方、地元の神社に初詣。おみくじはたなくじと反対のことが書いてあった。

1月2日
新作のスケッチ。根がまじめなので(笑)正しい順番で作曲しようとするけど、もうちょっと書き散らす作曲を心がけている。自由に遊びの延長で断片を書いて、要素が揃ったら組み立てたり、あるいは破棄したり。そして最後に足りない要素を補う断片をさらに加筆したりする。ところで、この方法でソナタは書けるだろうか?

1月3日
カレー初め、新宿ガンジーへ。テアトル新宿で「ケイコ目を澄ませて」を観る。ボクシング映画からは連想できなかった優しい世界、時の流れの祝福。劇中に音楽が流れないのもよかった、それで観る人は音風景に耳を澄ます。マスクを着用するので口の動きが見えないくだりなど、16mmフィルムでもしっかり”今”だった。

1月7日
ギターの練習。コードに合わせたアドリブができるように、まずはトライアドだけ自由に弾けるように。
ポスタルコからニュースレターが届いて「デバイスからリフレッシュする」と書いてあった。良い言葉だと思った。

1月8日
萩原朔太郎展へ。手紙などを交えたユーモラスな展示の中にも、作家の心が、心同士の軋轢で静かに熱を帯びていく様子が感じられてよかった。自筆稿の文字が太く元気の良い(時には原稿用紙のマス目すら無視される)文字も印象的。
常設展では横光利一や坂口安吾も下北沢近くに縁があったことを知る。再開発で姿を変えていくからこそ、歴史を知った上でゆっくり歩いてみたい。

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