「お陰様」
「すべては今のためにあったこと」という本は、修養団・元伊勢道場長である、中山靖雄先生が著されたものです。
この本の中に出てくる言葉を読んで、何を感じたかをアウトプットしていきます。
わたしがわたしに なるために じんせいのしっぱいもひつようでした むだな くしんも ほねおりも かなしみも すべてひつようでした わたしがわたしになれたいま みんなあなたのおかげです おんじんたちに掌(て)をあわせ ありがとうございました とひとりごと この言葉をよく使わせてもらってきました。 をさはるみさんという方の「独り言」という詩です。 「すべては今のためにあったこと」中山靖雄 著(P139)
過去にあった、色んな苦しいことや、辛かったこと、しんどいこと。
当時は、「何で自分がこんな思いをしなきゃならないんだ」と、人を憎み、世界を憎んでいた。
でも、今、当時のことを振り返ってみると、それらの経験があったからこそ得られたものが、沢山あることに気付く。
傷ついた経験があるからこそ、傷ついた人の心を想像できるようになった。
挫折した経験があるからこそ、挫折した人の心を想像できるようになった。
失敗した経験があるからこそ、謙虚さを身につけることができた。
人の抱えている傷や痛みが、どんなものなのかは、正直分からない。
その人しか分からないかもしれない。
でも、想像したり、思いを馳せることができるのか、できないのか、では 何かが違う。
僕も、過去、同じように、傷を負ったり、挫折したりした経験がある人に、話を聴いてもらい、受け入れてもらえたことで、救われたことがある。
その経験を経て、いま、ここで生きている自分だからこそ、できることがある。
今、感じている苦しみや悲しみ、悔しさは、
自分にとっての大切な大切な種。
いま、ここを生きている、自分自身の意識や行動が、
未来、その種がどんな花を咲かせるのかを決める。
どんな花を咲かせたいだろうか?
そのために、いま、ここで、自分ができることは、何だろうか?
こんなことを考えられるようになったのも、
苦しみや悲しみ、挫折や失敗を味わった過去があったから。
苦しみや悲しみを感じさせてくれた人達との出逢いがあったから。
それらを乗り越えさせてくれた人達との出逢いがあったから。
とはいっても、すべての人に感謝できるような器の大きな人間じゃない。
でも、それでも、今の自分の分相応、感じることができる「お陰様」。
今日も、すべてに、ありがとう✨
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