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おとしごろ離婚 008_離婚があたえる環境の変化。学校や住まいの今後を考えた話。

別居の末、離婚を決意。その前に考えた生活環境。

結果的に、マンスリーマンションを活用した別居は1ヶ月と、その後に間をあけて、もう一度、2ヶ月ほどの期間を別居して過ごしました。
その間、お互いに考える時間もでき、体調面の変化も目に見えて改善したことを実感して、
離れることが心身の健全につながるならば、いよいよ離婚が最期の答えと思えるようになっていきました。
子供が幸せである」ことを目的にして、円滑に、心豊かに生活を送るには、母の私の体調がいいことは重要だと考えて。

ただし、離婚するということは
・今の住まい
・子供の転校
これをどうするか考えなければいけません。
とくに、親の都合でお友達や信頼関係ができた先生がいる学校を離れてもらうのは、とても辛く申し訳ない気持ちでした。

離婚後の住まいの選択肢

具体的に離婚後の環境に向き合って考えてみると、いろいろな方向性・選択肢がみえてきました。

まず前提として、子供の環境変化が少ないことを優先したい。
すると、「住む家」「転校」「習い事」どれも変化がない事が一番優先と思えました。
思い浮かんだのは下記のようなパターンです。
- 今の家で同居を継続する
- 今の家を彼から借りて私と子供が住む
- 今の家に彼と子供が住み、私は通って子供の世話をする
これなら、子供にとっては、親の変化はあれど環境が変わらない生活を送れてメリットがあります。
しかし現実的には、二人の関わりが切れないことはメンタル的にしんどそうで、金銭的なトラブルも容易に想像できます。

この選択肢は難しいと判断すれば、私の次の優先事項は「住む家」は変えても「転校」「習い事」の変化はない選択でした。
- 同じ学校に通える学区・越境の範囲で住まいをみつける
個人的には不動産は購入派なのですが、2023年代、どんどんと不動産が高騰している中、同じエリアで不動産を購入するのは非常にコストのかかることでした。私の年収だけでは到底手が出ないエリアです。

賃貸も考えましたが、子供と暮らす広さを望むと物件は少なく、購入よりさらに高い月額賃料が必要になり、転校は免れないと諦めるしかなくなっていきました。
転校する本人に伝えられないまま、環境の変化を考える辛さが一緒につきまとい、子供に早く相談をしなければいけない…と思いながらも、
徐々に検討エリアを広げていくことにしました。

-「習い事」は変えず、お友達とも会いやすい距離を選択
この選択自体を決意するまでにも心の葛藤がありとても時間がかかりました。
想定するエリアの近くを探検に行ったり、近隣の公園に行って環境を視察したりと入念に下調べをしたのです。

そこまで時間をかけてから、ようやく物件探しをしても、
中古物件となると、こちらの支払い能力の不安だけでなく、物件の管理状況により大きく価値が変わってくることから、スムーズに決まるはずもありません。
室内がリノベーションでとてもきれいになっていても、建物本体の実態をしっかり見てみると購入をやめようと判断する物件も多くありました。
そして、やっと気に入った物件を見つけても、双方に売買の意思がないといけないし、銀行の審査が通らなければ購入はもちろんできないのです。

経験者の説得力。背中を押してくれた友人の言葉

近隣での引っ越しはもう諦めるしかないのか、と考え始めた頃、
周りの友人に相談するとこう言われました。
「私なんて、お父さんが転勤族だったから、小学校の頃なんか毎年のように転校してたよ?」
「そして、そんなに嫌と思ったことないし、なんならいい経験だったと思ってるね!」
「子供って柔軟性あるし、大人が心配しすぎずに転校も視野に入れていいんじゃない?」

そうなんだ・・。そんなものなのか・・。
自分に転校の経験がない分、頭でっかちになっていたけど、子供って思っているよりもずっと強いんだということを思い出させられた言葉でした。

考えてみれば、保育園時代は3園にお世話になり、建て替えで5回は登園場所が変わる環境の中で過ごしてきた我が子です。
その時も、環境が変わったからということよりも、その園にいる人の相性ですべてが決まったことを思い出しました。

すっかり勇気をもらった私は、
どうしても近くに物件がないことを子供に話して、物件ありきの探し方に変更していこうと決意しました。
習い事が、とか、学校が、とか言ってられないですもの。

そうすると、いよいよ
子供にまずは離婚を伝える段階に進んでいかなければなりません。


今回もお読みいただき、ありがとうございました。
もちろん、性格や価値観で全く家庭環境は千差万別。
あくまでも、ここに書いたのは、おとしごろを迎えた私の場合のお話です。

ここに辿り着いてお読みいただいた方のお役に立てますように。

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