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怪しい短歌 ム 5首

耳鳴りと共に廊下は暗くなり近づいてくる低い呼び声

清流を濁して浮かぶそれを皆確かに笑っていたと語った

留守宅に繰り返される呼び鈴が部屋の空気を震わせ続け

天井がゆっくり落ちてくる夜だ腕を伸ばすと逃げていくのに

黒雲が現れたのは四限目の体育が終わったときだそうです


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音郷
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