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「そのまさか」かと恐れたが違った。映画『スオミの話をしよう』を観たら

三谷幸喜作品好きの妻と『ギャラクシー街道』を観に行ったらまさかの大ハズレ映画でがっかりしたあまり感想と「こうすりゃよかったのに」とブログ記事を2本書いたのも今ではいい思い出( 参照1[別サイトへのリンクです]→「映画『ギャラクシー街道』を観たよ」 参照2 →「こうすりゃよかった『ギャラクシー街道』)。

といったトラウマ級の思い出がある三谷幸喜映画でしたが、
「まさか『ギャラクシー街道』よりひどいことはないだろう」といつもの映画館へ(ちなみに妻は三谷幸喜監督作品は何作か劇場鑑賞していますが、私は『ギャラクシー街道』以外はテレビ画面でしか観ていません。面白かったものもいくつかありました)。

冒頭から何が起こっているのかよくわからず、「ここ笑うところなんだろうな」と思われるセリフや場面でも笑えませんでした。
しばらくそんな感じで、「まさか『ギャラクシー街道』よりひどいことはないだろう」の「そのまさか」なんじゃないかという思いが頭をよぎりましたが、「いやいや『ギャラクシー街道』はこんなもんじゃなかった」と、変な理由で自分をなだめながら観ていました。映画館での鑑賞だったので観続けるしかないのです。
配信とかテレビ放送だったらスイカゲームとか始めかねないところです(今もちょっと時間が空いた時とかやってます。スイカゲーム)。

ちょっと印象が変わったのは、長澤まさみではない女優さんが何度も出てくるのに気づいてからです。
「またお前かよ」と突っ込みたくなります。
コメディに限らず、「観客に気づかせる」っていうのは大事なんでしょうね、きっと。

終盤はけっこう笑いました。やっとお話の「構造」みたいのがわかったからだと思います。遅いんです、私。そういうのに気づくのが。

というわけで『ギャラクシー街道』よりはずっと楽しめる映画でした。
ただ最後の出演者が歌って踊るシーンは要らなかったな。
私は映画でもドラマでも小説でも観たり読んだりしている間はその世界が実在してると思っていたい派なので、ああいう「はい、全部作り物でした」という演出は嫌いなんです。水ぶっかけられたみたいで。
新作映画の舞台挨拶とか理解できない人間なんです。すいませんいろいろ拗らせた人生だったので。

帰りの車で妻に、
「映画はどうでしたか?」
と訊くと、
「う〜ん、まぁまぁかな」
と、私と同じくらいの感想。
「『ギャラクシー街道』よりはずっと良かったよね」
と言うと
「何それ?」
とのことでした。
妻の「三谷幸喜作品鑑賞歴」では黒歴史になってるみたいです『ギャラクシー街道』。それはそれですごい。

SNSには酷評が溢れてるみたいですが、私としては「厳しく観てもそこまでではないだろう」というところです。
ただ。
私たち夫婦、ある事情で無料鑑賞だったことは言い添えておきます。言っとかないとね、こういうことは。

映画『スオミの話をしよう』公式サイト

でも映画鑑賞って楽しいですよね。
次はこれ観たいな。

『シン・デレラ」って…
原題絶対違うだろと調べたら “Cinderella’s Curse” でした。『シンデレラの呪い』ですね。普通。
『シン・シンデレラ』COMING SOON!!

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