2024年おうし座新月
2024年5月8日12:22 おうし座で新月を迎えました。
西洋占星術的な新月のメッセージは、アメブロに書きました。
12感覚論
今回からnoteで、シュタイナーの12感覚の視点から、12星座の世界を語りたいと思います。
西洋占星術では、春の星座おひつじ座から12星座がはじまります。
12星座が表すものは、1年12ヶ月の時間の経過です。
3月21日の春分は、太陽がおひつじ座に入る日。
西洋占星術では春分が1年のはじまり。
春分時のホロスコープで、1年の全体的な流れを読みます。
そして時間の経過の制約がない次元に、私たちの霊魂はあります。
その霊魂の視点て生きることを、目覚めと呼ぶのかも。
魂は永遠であると言われ、仏教では輪廻転生と言われる世界。
何度も何度も転生を繰り返しながら、魂を成長させる。
12感覚はそれに近いかもしれません。
sense of touch 分離感覚からはじまる魂の転生
12感覚では、12星座のおひつじ座の反対側にある、てんびん座からはじまります。
大いなる存在、宇宙、神、サムシンググレート・・
いろんな呼び名があると思いますが、ここでは宇宙と呼びます。
てんびん座の分離感覚は、宇宙から離れてしまったという分離の感覚。
この世界で感じる孤独や、痛みや、妬みや、憎しみなどのネガティブな感情は、元を糺せばその宇宙との分離の枯渇感に、起因するのではないかと個人的に感じています。
そして最終がおひつじ座のsense of ego 自我感覚。
宇宙から分離したわたしの魂が、宇宙を思い出す感覚。
また、わたしと同じく、全ての人が、宇宙そのものだったという気づき。
その気づきに向かうために、わざわざ分離し、さまざまな体験を通して、12の感覚を味わい、宇宙への魂の帰還をする。
その体験を愛と呼ぶのかもしれません。
また12感覚については、別のマガジンで形にしていきたいと思っています。
sesnse of thinking 思考感覚 おうし座
今回の新月のおうし座は、最後の12番目の sense of egoの手前のsense of thinking 思考感覚。
シュタイナーの研究をしていた、アルバートスズマンさんは、思考感覚を「自分の思考を犠牲にして、他者の思考に到達する感覚」とされています。
言葉にして何かを伝える時、本当に伝えたい真意が伝わらないという経験をしたことはないでしょうか?
もっとも伝えたい大切なことほど、どんなに言葉を尽くしても伝わらない。
その時感じる絶望感・・
言葉というものは、限定的にするものであり、もっとも大切なことを削ぎ落としてしまうものかもしれません。
タロットの世界では、言葉やコミュニケーションはソード、剣が象徴します。
ある意味人間は言葉を手にした瞬間から、コミュニケーションが難しくなったのかも。
言葉の上位にあるもの・・・概念と説明されていましたが、わたしはシンボルも概念だと思っています。
わたしが学び続けている、占星術や東洋の占術のシンボルは、意味を限定化してしまいますが、本来はとても感覚的なもの。
例えば太陽は明るくて、熱くて、乾いていて、
月は暗闇を照らし、冷たくて湿っている。
また木は生き物で成長し、
水は形を変え、流れるなど。
私たちが誰かに教えられなくても、太陽を見てポジティブさを感じるように、生まれる前から備わっている感覚。
それがおうし座の思考感覚です。
牡牛は犠牲の象徴
犠牲とは、神聖にすること。
牡牛は神様への捧げ物でした。
自分の主張や言いたいことを一旦横に置いて、犠牲にしなければ、他者の意図に辿り着くことはできない。
目の前の人の意図は、神様の意図として聞く行為かもしれません。
思考感覚は、キリスト存在とも言われていて、キリストやブッタはそのような態度で、人々の話を聞いていた。
なぜならば、目の前の人は、宇宙から分かれてきた宇宙そのものだから・・・
おうし座は喉を象徴する。
牡牛座は体の部位で喉にあはめられます。
喉のあたりは第5チャクラ。
自己表現のチャクラとも言われていますが、「わたしはこういう人です」という「わたし」を語るのは、第3チャクラ。
5チャクラは魂としての表現だそうです。
今よく言われている5次元意識の扉のチャクラでもあり、私たちが魂の道を歩みはじめたら、このチャクラが活性化するそう。
5チャクラは静けさの中にある・・・そうです。
そして、アメブロにも書きましたが、
いまここの意識。
もし未来はないとしたら・・
(本当はないのだけど)
いまあなたは何を選択しますか?
いまこの瞬間に、わたしをクリエイトできるとしたら、どんな自分になりたいすか?
本当は全く制限のない、自由な世界を生きているだそうですよ。
そして牡牛座新月のたびに、魂の道を進む意識の種を、手渡され続けているのかもしれません。