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対人関係のパターン。 ホロスコープからわかること。

対人関係に対するお悩みを
鑑定の中でお聞きすることが多々あります。

パートナーシップであれ、
家族間であれ、
職場であれ、
友人関係であれ・・

私たちは社会の中で生きている以上、
「対人関係」は、
避けられないテーマ。

なぜ人は、
人との関わりの中で
悩み、
葛藤し、

それでも関わりを
求め続けるのでしょう?

占い的にの世界にいる私は、

東洋の命式や
西洋占星術のホロスコープに

「関係性」についての
答えを求めます。


特に西洋占星術のホロスコープは、

表面的なことも

根本的なことも表していると
感じることが多々あります。

例えば、友人関係において、

いつも同じパターンで
拗れてしまう・・・
そして傷ついてしまう・・

というテーマを見る時は、

まず、
第7ハウスにフォーカスします。
表面的なテーマから入り、

そして話しを進めながら、
7ハウスからはじまる

天体たちやハウスの関わりから
ホロスコープを掘り下げているうちに、
根本的な原因につながることがあります。

まるで物語が紡がれるように・・・

それが、

第4ハウスOR第10ハウスである
両親と関わりであったり、

第8ハウスの
死に関わるテーマだったり、

第6ハウス・・・
健康

第12ハウス・・・
心の闇

などのテーマにたどり着く。


いくつかのパターン

繰り返されるのは、
今回の人生の中で経験したパターン

輪廻転生を繰り返す中で
経験したパターン

この二つは、
「潜在意識」と呼ばれる、
個人的な記憶から蘇るもの。


そして・・
「全てはつながっている」という
「集合意識」と呼ばれる

個人を超えた

そして時間も超えた

宇宙の
図書館のような場所から

個人にもたらされるパターン。


潜在意識と集合意識が
ぱっかりと線引きが
されているのではなく、

個人と全体の入り混じった

「記憶」から

それぞれが経験すべきことを
経験しているのではないかと。

例えば個人的な天体に、

凶星である、
火星や土星が不調和な場合は、

個人的な、
潜在意識からもたらされるパターン。

そしてトランスサタニアンと呼ばれる、
天王星、海王星、冥王星が関わっている場合は、

全てはつながっているという
領域からもたらされる
個人を超えた、

時代も空間も超えた領域から
もたらされるパターン。

(あくまでも個人的意見です。)

もちろん、
どちらがいい悪いも、

どちらの傷が
より深いということはありません。

ただ多くのクライアントさんに、

「根本的な原因は、どこにあると思いますか?」
と聞くと、

「自己肯定感の低さ」と
おっしゃいます。

この答えが出た時は、
個人的な要素が大きのかなあと。


自己肯定感はなぜ低いのか?

「自己肯定感の低さ」の原因を
育った環境だとおっしゃる方も多くて。

脅迫的に思いこんでいる方も
いらっしゃいます。

おっしゃる通り、
ホロスコープはそのことを
指し示している場合も多いです。

月の年齢域の幼少期や

水星の年齢期の学童期、

また両親との関わりを表す、
4、10ハウスとその支配星に、

ネガティブな特徴が
ある場合が多いように感じます。

特に月が拗れている人が多いかな。

月は・・・母ですね。

「親からこう育てられたから」

「親がこうだから・・・」

という言葉を

聞くことも多いです。

そして、いいか悪いかわかりませんが、

ホロスコープも命式も
きちんの証明してくれているのですが・・・・

その「事実」を伝えることで、
ほとんどの方は納得してくださり、

占いは「当たった」ものになります。

そして、それを手放すための方法を

探す旅に出るべく、
様々な癒しのワークを
渡り歩く方もいらっしゃいます。

私もそんな時期があったかな。

自分を癒す旅に出ることは、
決して悪いことではないと思いますが、

その旅で本当に癒されるのでしょうか?

最も伝えたいこと

鑑定の中で、私が最も伝えたいことは、

目の前にあるホロスコープは、

「あなたのホロスコープであり」

父母のホロスコープではないということ。

実際に存在する父母は

関係ないとはいいませんが・・・


「あなたのホロスコープに

描かれ得ているストーリーを
経験させてくれている。

そしてあまりこういう表現は

好きではないのですが、

「あなたの魂が設定してきたテーマ」
という言葉が
ふさわしいと思う人もいるかもしれません。

私の言葉で語るならば、

「ホロスコープや命式は、
それぞれの人生の設計図であり、

それぞれをサポートしてくれている存在と
共同で作成した

旅の栞である。」

ただ、それを読み解くのは、
神でなく、人間であるので、

完璧な指針を
お伝えできているわけではないことを、

占い師も、クライアントさんも
理解すること。
それはとても大切なことで、

その前提でお話しをすることを
心がけています。


もう一つ冷静に考えて欲しいこと。

もし自分にお子さんがいるとして
その存在が大切で愛おしいものであるなら、

「親や環境のせいで、自己肯定感が低い」

「自分らしく生きれない」

と、何十年も思い続けているとしたら、

どう感じるでしょう?

そしてその「想い」を
持ち続けることが、
誰かを傷つけることに
ならないでしょうか?

自分が未熟であるように、
未熟な親が、その時の精一杯で、
葛藤しながら育ててくれたら、

今こうやって生きているのではないかと。

そしてもし自分がお子さんを
精一杯で育てたのなら、

親もそうなんじゃないかなあと。


その視点を持つことが、
「大人になる」ということかもしれません。

そして、今の子供たちは、
不思議なことにその視点を持っていて、

決して親を責めず、
「親は親」と割り切っている子供たちが

多い気がします。

自分が主役になる。

目の前にあるホロスコープが、
あなたのものということは、

「あなたが主役である」ということ。

いいも悪いも全て

「私が経験すべきことなのだ」と

しっかりと受け止めて、
自分の人生の舵をしっかりと

握りしめて、生き抜いていく。

過去の自分の経験に
止まっていては、

他人
最も大切な舵を手渡してしまっている状態
かな・・・


占いの現場で問いたいこと。

何もない平和な人生が
幸せなのでしょうか?

平和な人生を歩むために
生まれてきたのでしょうか?

私自身も
吉方位取りや、
ラッキーカラーや

様々な開運法を提示することはありますが、

そこにはまりすぎても
あかんなあと思います。

むしろネガティブな経験をすることは、

悪いことでもなく、
恥ずべきことでもなく、

むしろその経験をすることでしか、
握ることを緩めてしまった舵を

再び握ることはできないのかもしれません。


そして自分を肯定すること・・・は、
自分一人ではできなくて、

自分を癒すことも
一人では出来なくて。

傷ついた、
または傷付けられたと、

「私」にフォーカスしているうちは、

永遠に自己肯定感の低い
「私」の中に居続けることになります。


そのネガティブな経験が
誰かの役に立った時、

「自己肯定」という言葉自体が、
人生から消えてしまいます。

これは、自分が経験していたことので、
断言できます。


かつての私も
自分に自信がなかった人でした。


そして・・・

人との関わりを通してしか
分からないことがある。

「自分」という存在価値を
本当に知りたいのであるならば、

しっかりと人と向き合い、
自分のパターンを知り、

いつもとは違う行動を
起こしてみてはどうでしょう。

読んでくださってありがとうございます。

akari



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