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ルールなんてわからなくても、バスケが好きだ
昔から、一番かっこいいスポーツはバスケだと思っている。
いつからそう思っていたかは忘れたし、学生時代にバスケ部の練習を見たことがあるわけでもない。だけどずっと、”なんか一番好き”なのはサッカーでも野球でもなく、バスケだった。
はじめての生観戦
Bリーグが創設された当初、実はそこまで興味はなかった。というか見れないと思っていた。バスケットLIVEやDAZNも、自分にとって今ほど身近な存在じゃなかったし。
でも夫がバスケ男子だったので、日本代表が3人(2016年当時)いたシーホース三河の試合を見たい、ということではじめてBリーグの試合を観戦することになった。
音に敏感な私は、スタジアムと違って音が抜けない体育館での大音量や応援グッズのハリセンは、正直かなりつらくて耳栓が必須だった(音量が小さくなるだけでちゃんと聞こえている)。
なんでこんなことをいちいち書くかというと、それでも楽しかったから。ライブと同じで、それを上回るだけの興奮がそこにはあった。
そして私は、もちろん代表選手もかっこよかったけれど、ボールを運びながらずっと指示を出している選手に目が釘付けになった。
その時から、バスケの中で一番かっこいいポジションはポイントガードになった。
推し選手と出会う
それからしばらくして、何気なくテレビで見た「熱血解剖Bリーグ:ポイントガードの流儀」という番組。
彼の笑顔を、見てしまった。
「今が一番バスケ楽しい」って、少年のようにニコニコ笑っている。
誰だこれ、可愛い顔してめちゃくちゃかっこいい。プロっていろいろあるはずだけど全部ひっくるめて楽しいんだろうな。それをさらっと言えるって、かっこよすぎないか。
そう、富樫勇樹選手だった。
「なんだ、結局富樫かよ」って声が一斉に聞こえてきそう。そうです、結局富樫です。
まぁ、彼がとんでもないプレーヤーだということを知ったのは後の話。
テレビでの第一印象と、激しいプレーとのギャップにもまたやられた。
とは言えきっかけがそれだから、富樫選手が仮に”とんでもないプレーヤー”じゃなかったとしても、そのまま好きになって今もずっと注目していると思う。推しってそういうものだよね。
富樫選手を知らない人のためにちょっと説明するとしたら、うーん、身長160cm台で超スター選手、とんでもねぇ速さで自由自在にボールを操るのに、裏では可愛くコート抱えながらスヌーピーの写真撮ってたり、前髪おろしたら少年みたいだったり、大接戦のオーバータイム(延長戦)で超冷静にファウルもらって点決めて勝っちゃったり、とにかく反則技が多いひと、です。もうインスタ見て。
ついでに彼の所属する千葉ジェッツの推しといえば冷静なアイドル西村さん、身体能力異次元フリッピン、笑顔が可愛すぎるラシード(手術後で今シーズンまだ出てない)、番外編でイケメン高身長HC大野さん、などなど刺さる誰かがきっといるはず。
でもYouTubeから入るなら川崎ブレイブサンダースがおすすめ。超おもろい。
えーと、脱線しましたが。とにかくそこからBリーグをさらに気にするようになって、DAZNで観戦するようになったのもこの頃。2年前にはついに大阪での試合を生観戦することも叶った。まさかのオーバータイム2回、白熱の試合だった。
この時は来年コロナで行けなくなるなんて思いもしなかったけど、いつか行こうじゃなく、すぐに行動しておいて本当によかったと思う。
ルールは二の次でもいいですか
で、こう写真だけ見るとガチっぽいし、いまでは毎週のようにDAZNで試合を見ている私だけど、タイトルのとおりルールが全然分かっていない。推しのタオルを持って体育館にまで見に行っておきながら、ルールが分かってない大人って一体どれくらいいるんだろうか?もしかして自分だけなのだろうか。
しょぼい私は、試合が止まった時「オフェンスが、〇秒以上ここにいたらいけないから」とか横から夫に言われても、〇秒ルールが多くて覚えられなかった(今調べたら3秒ルール)。唯一わかった気になっていた24秒ルールですら気がつけばちょっと時が戻ったりしている。理由聞いたけどなんだっけ。ほかにも、え、今のなんで?みたいなことはたくさんある。
あと、動体視力が悪すぎてファウルやパスが全然見えない。4回目の一番遅いスローモーションまで何が起こったか見えないし、サッカーに慣れていたから「バスケはちょっとしたことでもファウルになるんだな」「え、でもこれはいいのか」レベルからのスタート。
スタートっていうか、今もそこからほぼ何も進歩していないまま見ている(偉そうに書いたけど別にサッカーをよく分かっているわけでもない)。
それなのになんで飽きないのかと考えたら、「わからなくても面白いから」。もうこれに尽きる。
裏を返せば、今のままでも楽しめてしまうから本気でルールを覚える気にならない、とも言えるのか?それはあかん気がする。
バスケ魅力ダダ漏れのオールスター
Bリーグオールスターは、そういう人でもさらに楽しめるお祭りだった。
過去の映像を見て、持ち上げてもらってダンクするなんてそんなことが許されるのかい、なんて粋なお祭りなんだ、、なんでもっと早く知らなかったんだ!!と後悔した。でも、当時夫はふつうにテレビで見ていて、そこにいたはずの私はまったく興味を示していなかったらしい。そんなバカな。
今年は直前で中止になってしまったけれど、代わりに開催されたオンラインコンテスト。あれは全ブースターにとって至福の時間になったんじゃないかなあ。
私は実をいうとダンクよりも庶民シュートが大好物(ありえないらしい)なんだけど、ダンクコンテストを見ると「は~ダンクかっこいいな」ってなるからね。当たり前。しかも何回も再生できて目の保養。
そしてコンテスト自体はもちろん、ちゃんと会場をセットして、作り上げた壁画もじっくり見せていて。関係者のただならぬバスケ愛を感じた。
まぁ別に、バスケを知らない誰にとっても楽しいかって言われたらそりゃそうじゃないとは思う。たとえば私がよく知らないスポーツのオールスター(あったとして)を見ても、たぶん全然楽しめないし。
だからこそ、”わかんないけど好きなもの”って最強だと思っている。だって大抵のことは、理解できなければ飽きていくから。
それくらい、私にとってバスケはかっこいいし、いろんな感情を教えてくれるスポーツなのだ。
、、、これ、全然褒めてないのでは?なんかだんだん心配になってきた。
バスケは生きがいのひとつ
昔は、趣味が人生を彩ってくれるなんて、全然思っていなかった。
楽しいことや癒してくれるものを探す気力すらなくて。
趣味って何?推しって何?
その時は一瞬楽しくても、また明日から同じ、しんどい毎日でしょ?って。
でも違った。
人生捨てたもんじゃないな。まだあれがあるから。
そう思えるようなことの繰り返しが、しんどい毎日をカラフルに変えていく。
紛れもなく私にとってバスケもそのひとつだから、ルールワカンナイとか書いてバスケ男子女子&ガチブースター勢に引かれるだろうなと思いながらも、なかなかの熱量でこの記事を書いた。
♢
ただ最近は、もうちょっとルールを意識して観戦したいと思うようになった。
3秒ルールは今書いて覚えられたし。
川崎ブレイブサンダースのHPに、なんかわかりやすいルール説明載ってるのも見つけちゃったし。
もっと知りたいから、もっと深く楽しんでみたいから。
またいつか生で観戦できる日を、楽しみに。
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