休学して一旦リセット。東京から島に飛び込んで1か月経った今、思うこと。
大学4年生。就活を期に、「自分はこのままでいいの？」とふと立ち止まった。思い切って飛び込んだ大人の島留学では、これまでの「ふつう」にとらわれない世界が広がっていた。
こんにちは、はじめまして！
＃離島にもっと若者の還流をnote担当の髙橋です。
島根県・隠岐諸島のうち隠岐島前地域（海士町、西ノ島町、知夫村）で、
全国各地の若者たちが島に滞在しながら働く機会を提供している「大人の島留学」。
R6年4月に来島した私は現在、大人の島留学を運営している島前ふるさと魅力化財団の広報として働いています。
来島して早1か月。今、私が思っていることを大人の島留学生としてみなさんにお届けできたらいいなと思っています。
ぜひ、最後まで読んでいってくださいね。
そもそもなんで島にやって来た？
島に来るまでは、東京の大学に通っていました。しかし、大学3年生になったあたりで就活を意識し始めたときに、
「あれ？"自分"ってなんだ？」
「東京の企業に就職して、果たして自分は働き続けられるのかな？」
モヤモヤと何かがひっかかるように。
自分は、あまり興味のないサービスや商品を売って利益を追う仕事ではなく、
自分の力でつくったもので誰かの心を動かす。
人と向き合い、一人ひとりの内面に少しでもポジティブな変化をもたらす。
そんな活動が自分にとって心から
「やりがい」や「わくわく感」
を持てることなのかもしれない、と思うようになりました。
それでも、
まずは都会の大きな会社に就職してキャリアを積み、安定してお金を稼げないと次がないんじゃないか…
という思い込みに囚われている自分。
ならば、なんとなく就活を始める前に、
「もっと、多様な生き方・暮らし方を知ってみたい」
「一度立ち止まって、自分の視野を広げていきたい」
そんな気持ちが自分の中でひそかに、大きくなっていきました。
みんなと同じレールにとりあえず乗って進むよりも、頑なに囚われていた自分にとっての
「こうあるべき」
から自由になりたくて、大学4年次に休学を決意。
その時たまたまネット上で見つけた大人の島留学の制度がなんだかおもしろそうだなと気になり、住み慣れた東京を離れ、初めて海士町という島にやって来ました。
1か月、島で過ごしてみてどう？
今思うのは、
「思い切って休学して、思い切って島に飛び込んで本当によかった」
ということです。
東京の大学に通っていた頃は、関わる人は同じ大学生が多かったし、4年次で休学する人も周りにはあまりいなくて、少し勇気がいりました。
でも、この島に来ている大人の島留学生は、自分と同じように休学中の学生がいたり、社会人がいたり、年齢も、バックグラウンドも、島に来た理由も本当に十人十色。
自分がずっと感じていたモヤモヤは自分だけのものではなかったと気づけた安心感と、一人ひとりの話を聞くことで自分にはなかった価値観に触れることのできる楽しさ。
この島では私が想像していた以上にいろんな人と出会えて、濃い日々だなと感じています。
暮らしの面では、島の生活はものすごく自分に合っているなと感じています。
穏やかな山や海、田んぼの景色が目の前いっぱいに広がっていて、自然の恵みに癒される毎日です。牛とかヤギとか馬、キジが身近にいてびっくりしました！
地元の方もとてもフレンドリーで優しい方ばかりで、話しかけたらあたたかく接してくださったり、野菜をおすそ分けしてくださったり、一緒にごはんを食べたり。
ゆっくり少しずつ、これから島に溶け込んでいけたらいいなと思います。
これからやってみたいことは？
休学を決めたときからずっとやりたいと思っていたことなのですが、
出会ったいろんな人の話を、
深く聞いてみたい！
これが自分が今、はじめたいことです。
大人の島留学生を含めた島の若者や、島民のみなさん、移住されてきた方。
どんなことを日々感じているのか、一人ひとりの声を聞いて、
こんな人がいるんだ！
こんな見方があるんだ！
と自分にはなかった新しい気付きを積み重ねていけたらいいなと思います。
文章を書くことが好きなので、聞いた話を記事に残してたくさん発信もしていきたいです。
モヤモヤしていたころの自分が、さまざまな人のことばに救われたように、
こういう生き方や暮らし方もあるよ～
こういう人もいるんだよ～
と、今度は自分が、
誰かの選択肢を広げたり、一歩踏み出せずにいる人の背中をやさしく後押しできるような、そんなことばを届けられたらいいなと思います。
（大人の島留学Instagramも担当してます！）
それからこの島に来て、
食や農業、水産、畜産、海、森、場づくり、観光、福祉、教育…など、
幅広いテーマでわくわくする取り組みや仕事がたくさんあることを知りました。どんな人も新しい挑戦をしやすい環境であることにも魅力に感じています。
そういった部分にも惹かれ、まだまだ島のことを知りたいなと思っています。
これからは自分の興味の赴くままに、すこしずつチャレンジを重ねながら
いろんな人に出会って話を聞き、
いろんな体験をし、
ことばにも残していきたい。
まだまだ小さい自分の世界をぐんと広げ、
大きく成長できたらいいなと思っています。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
これからも大人の島留学生・島体験生目線で、
島で感じたことをnoteにつぶやいていきます。
次回も読んでみてくださいね。
P.S.
最近になって突然、
ウクレレで弾き語りができるようになりたいと思い立ちました（笑）
（小学生のころに少しやったことがあるだけのほぼ初心者です、！）
昨日はついに、某通販サイトでウクレレをポチってしまいました。
歌や音楽が好きな人たちみんなで集まって、島でなにかやってみたいな～～
（R6年度大人の島留学生：髙橋）
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