『わんだふるぷりきゅあ!』を見ると必然的に思い出す『東京ミュウミュウ』
テレビアニメ版で中村悠一が出演するのはいつになるんだろう…。もうずっと脳内で中村悠一が声を当ててるので実際には声がついてない違和感がすごい。
中村悠一さんはともかく、『わんだふるぷりきゅあ!』を見てると『東京ミュウミュウ』を思い出してしまうのは私だけではないはずでございます。
(そういえば、『東京ミュウミュウ にゅ~♡』にも中村悠一が出ていた。)
個人的には『わんだふるぷりきゅあ!』の上位互換版が『東京ミュウミュウ にゅ~♡』だと思いつつ見ています。
リメイク版となる『東京ミュウミュウ にゅ~♡』に対して強めの批判点がかなりあるのは確かであります。
主要声優陣をアイドルグループ前提で集めたため、演技力のムラッ気が強く、そこのあたりはよく批判されたと思います。ただ、原作『東京ミュウミュウ』を読むとアニメ化前からオフイベでコスプレがあったりしたみたいなので、こういう路線はむしろ原作を踏襲しているのかなと思います。
他に、脚本がどうもイマイチな回があったりしましたが、まあそういうのはアニメの宿命みたいなものなので、置いておきましょう。
『東京ミュウミュウ』と言えば、やはり恋愛を中軸としたメインシナリオであり、特に青山くんのキャラの濃さは中毒性がすごいです。思わず「いちご、逃げて」と言いたくなるような独占欲を発揮するのもそうですが、隙あらば絶滅危惧種問題に思い巡らす動物ガチ勢という魅力も見逃せません。『わんだふるぷりきゅあ!』の悟くんの動物博士ぶりはもちろん見事なのですが、『東京ミュウミュウ にゅ~♡』の「地球に住む者は自分たちのことしか考えていない。だから抹殺すると宣言した!」「地球が持たん時が来ているのだ!」「自然に対し地球に対して贖罪しなければならん」ぐらいのノリが期待できないところは正直物足らなく感じています。(そんなのプリキュアでやっても困るだろう。)
リメイク版となる『東京ミュウミュウ にゅ~♡』は全24話と、旧アニメ版の全52話と比べると短いものの、大分整理しなおして組み立ててあるところはかなり好感を持てました。原作ではどうにも使いこなせなかった感のある百合要素も強めに描き直したと思われる仕上がりで良かったです。
中途半端にそういう設定はあったっぽいんですよね、この漫画。