『私の推しは悪役令嬢。』の人権感覚がめちゃくちゃで頭が痛い
アニメ第1話見た感想→厄介セクハラレズビアンに主人公に意地悪ヒロインとか、2023年のアニメとは思えないキャラクター造形の古臭さに軽く引く。(原作通りとはいえ)
アニメ第2話見た感想→女湯で女相手に興奮鼻血表現してるの、アウトでしょ…。もう2023年やぞ…。
『私の推しは悪役令嬢。』(以下、『わた推し』)はアニメの前からあれこれ述べてきましたが、アニメはまともに改変する気がないようで、とても頭が痛いです。
下記のはアニメ放送以降ですが。
驚いたことに、原作『わた推し』は今時こんな恥ずかしいレズビアン表象をしているくせに、同性愛差別をしているモブ相手に説教するんですよねえ。
――戻ったらとりあえずクレア様にセクハラしよう! 何を表現したいのでしょうか、この作品は。自身が買春した少女相手に説教するおじさんか何かなのでしょうか。
多少細かいことを述べると、同性愛差別を説教する相手が男性ではなく女性なのも振り幅が減る要素です。もちろん同性愛差別をする女性は世の中に多くおりますが、同性愛というのはジェンダー解体や性の開放に、ど真ん中とまではいかないものの、けっこう関わってきたりします。一般論として女性よりも旧来ジェンダーにこだわりの強い男性相手にやったほうが、その主張は強く伝わるでしょう。
そんなセクハラに肯定的な『わた推し』ですが、アニメ2話放送後の原作者の発信にも頭を抱えざるをえません。
いやはやビックリしました、肯定的なセクハラ表現に反感を覚えるのは「色々な価値観や好み」だそうです。虐待の話で、虐待を行う人自身にも過去に虐待を受けた経験があっても一切考慮すべきではなく、虐待は絶対悪だみたいによく言われるものですが、何故セクハラになるとそれが当てはまらないのか私にはよくわかりません。
とにかく、『わた推し』に関しては人権感覚がめちゃくちゃです。ポリコレ的なものを投げ捨てるアホコメディならまだ許容できたかもしれませんが、そうではないのだから私はとても頭が痛いです。
本記事で引用した原作小説は上記のKindle版であり、紙版のものではありません。なお、Kindle Unlimited対象となっております。(2023年10月14日現在)
テレビアニメ版はこの記事を書いた時点で第2話の放送が済んだところです。サムネイルで引用をしているのはスマホでパソコン画面を撮影したので汚いです。
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