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お笑い芸人に学ぶ ウケる!トーク術/田中イデア 読書感想文【話すのが苦手な人向け】


人と話すのはとにかく苦手…
職場でお昼を食べている時の雑談が苦手(何を話したらいいかわからない)…
飲み会に参加してもすみっこでおとなしくなってしまう…

共感できる人はいませんか?
そんな私が手に取った本がこちら

著者の田中イデアさん。一人っ子で人と話すことが苦手だったそう。

そんなところが私と一緒なので勝手に親近感。

放送作家としてお笑い芸人の「ウケるトーク」を研究して、徹底的に言語化した本がこちらである。



「ウケるトーク術」の4つの要素

①メンタルを強くする

②話のネタを探す

③話の組み立て方

④伝える技術を磨く

こちらの4つの要素を身につけると

「普通の出来事」を「ウケるトーク」に進化させることができるのである。

とはいえ、私は「そもそも話のネタを探す」ことが苦手。

そんな私が参考になったのは

「話のネタを強くする方法」だった。

話のネタの探し方

そんな私の悩みを解決する方法が、ネタの探し方にある。

本書ではネタの探し方を

「アニキとタケシがカコ住食(過去住職)」

と語呂合わせで紹介されている。

ちなみにこちらの語呂合わせの意味は、

ア:遊び

二:ニュース

キ:季節

ト:友達

タ:旅

ケ:健康

シ:仕事

ガ:学校

コ:恋人

ジュウ:住居

ショク:食事

この分野を覚えておくだけでネタ探しがスムーズにできるようになるそうだ。

そして、日常生活を送るにあたってもこれらの分野を意識することで

普段の生活でも何か面白いことが見つかりそうである。

「アニキとタケシがカコ住食」を活用することで、自分自身の生活にもより良い変化が出てきます。 「家族」や「恋人」、「友達」を理解するようになりますし、自分の「住まい」にも改めて関心を持つでしょう。「仕事」や「学校」でも集中して過ごすようになるはずです。また、「遊び」や「旅」に行っても、何か面白いことが起きないかな? と積極的に動くようになります。 「健康」に気を使って、自分の「食事」を見直すようになるかもしれません。「季節」の移り変わりを敏感に感じたり、毎日の「ニュース」も欠かさずチェックするようになるでしょう。

話のネタを強くする

不安⇄安心=笑い

文字だけ見るとどーいうこっちゃとなってしまうので、例え話を。

5月のある日、バスを降りたとき知らないおじさんがジロジロ私を見てきた。怖いので早歩きで逃げようとしても後から着いてくる。(不安)
ついに私に追いついてきて、肩を叩かれた。
「ズボンのチャックが空いています」(安心)

ちなみにこちらのエピソードは実話である


このような形で、不安という気持ちから安心に変化することで笑いが起きやすくなる。

このメカニズムを利用してトークを組み立てるとオチのある話につながるのである。

感想

面白い話をしたいと思ったら

まずは日常を丁寧に観察していくことが大切だと感じた。

本書を読む限り「ウケるトーク」のロジックは存在するので、ネタ探しのアンテナを貼っておくだけで

会話を広げる種が見つかりそうである。

今回紹介しているのはごく一部なので、コミニュケーションに悩んでいる方は是非手に取ってもらいたい一冊である。

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