「慣れちゃったから、変えたくないんだよね」
婆「姫、いい大人になったんだから、そこから出入りするのはやめてちょうだい」
爺「いつまで爺のスネをかじる気じゃ?」
姫「スネはいらないけど、おうちがなくなるのは困るなあ。
だなら、ねっ、お願いおじいさん。長生きしてよね。長生きは三文の得っていうし」
爺「・・・」
(わかっているのかいないのか。理解のバランスが、ちぐはぐすぎる。ちと甘やかしすぎたかのう)
※「今どきの若いもんは」という年寄りの小言は、なにも今に始まったことではないという。お江戸の文献にも見てとれる、とは江戸大好き女史から差し入れられた入れ知恵。
若いもんは年を重ねて文句を言う側に育っていく。
世相をうつしながらも、人の魂は変わらないってこと?