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表現者の抵抗。
役者さんがいる。
曰く「仕事は表現者」。
なるほど、からだを張っての思惑や伝えたいことの媒介、霊媒師。物語の増幅役でもあるのかな。
すごいな、と正直思う。
だって「自分」を差し出して表現するお仕事でしょ?
人見知りで緊張しいの私になんか夢の向こうの天空の、踏み入れないエデンの園の人みたい。
意志は強く、意識は高く。
でなければ、見られる重圧に潰されそ。
あ、潰れちゃうと思ってしまうのは、私を投影したからだな。
役者さんにとって観られること、聞かれる舞台は武者震い、役者冥利の極地なんだろな、きっと。
意識の高い低いで語れぬ私の仕事はにわか仕込みのアマチュア・イラストレーター。意識を軸にすれば地中に潜ってタネを見つけ、ホンシツを抉(えぐ)り出すってことになるかなあ。道半ばもいいとこだけど。
同じ意識軸でも土俵が違うってことなんだね。「意識高い系」に対して「意識深掘り系」!
役者さん、張ってるのはからだばかりじゃない。細かなパーツにまで神経行き渡らせてる。
目の動きひとつとってもその繊細なこと。
目配せひとつで気持ちを表現してみせる。
こちとら同じ目でも動かせないから表し方はちと違う。
目は口ほどにモノを言う。
ほら、たとえばこんなこと。
ふたりは瞳で語り合う。