神社の Happy New Year。
まさか、そうなるとは思ってもみなかったよ。確かに外国人の言語が思いのほか飛び交っていたさ。比率で言えば半数以上を占めるほど。大袈裟でもなんでもなくって、そこは本当に半ば外国化していたんだ。
それでもだよ。新年を迎える神社の境内には、優美につまびかれる琴の音が似合うじゃん。軽やかだけれど芯のある大和撫子の調べが控えめに流れるものだと思うじゃん。年が明けたその瞬間に、ふつうは。なのにカウントダウンがゼロを指した時、あちこちから「Happy New Year」の歓声があがったんだよ。そこは日本の神社だよ。オアフの本願寺じゃあるまいに、ここはどこかと思ったよ。
集う外国人のガイドブックには、奥ゆかしき日本流挨拶を紹介してないのかね。
それでもさ、去年と同じじゃつまらない。変化するから面白い、楽しめる、努力する、躍起になったりもする。その都度考えたりもする。
さあてと、これから始まる2024大レース、ひしめきあっていな鳴くのは誰? 何?
もしかして、どこかにダークホースが潜んでいるかもしれないね。
って、こらこら、そこのこっそりやってる猫、世が正月気分に浮かれているからといって、裏でちゃっかり付け替えちゃいけないよ。虎のいぬまに当番表の付け替えだなんていただけない。
かつてどっちつかずのコウモリは動物の仲間にも鳥の仲間にも入れてもらえなかったけど、こざかしい真似をする悪猫は干支の仲間に入れてくれることはありません。
泥棒猫ーー今年も「高額バイトあるよ、どう?」のこざかしい誘惑にはご用心。
どうぞ今年も刺激的でハリのある1年をお過ごしくださいませ。
幸せは、待っていちゃいつまでもやってこない。だから歩いて行くんだよん。
「Happy New Year」の神社からの道すがら、そんなことを考えた今年の幕開け。
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