12 STAFF INTERVIEW 木戸清香
こんにちは、森下奈津です。
今回は、委託スタッフの木戸清香さん(通称:さやかさん)にインタビューをします。
さやかさんは、OTOMOアカデミー1期の卒業生でもあり、アカデミー卒業後は本業の合間を使ってOTOMOの業務をしてもらっています。OTOMOアカデミーのことを含め、お話を聞いていきます。
※OTOMOアカデミーは、現場で即戦力として働ける栄養士になるために、スポーツ栄養の現場で必要とされる知識やスキルを学ぶアカデミーです。
・出身地: 愛知県
・資格: 管理栄養士、保育士、ピラティスインストラクター
まずは、仕事のことについて聞いていきたいと思います。
どうして栄養士になろうと思いましたか?
さやかさん:学生の時にバレーボールをしていたのですが、その頃からスポーツに関わりたいと思っていました。選手になるのは難しいと思ったので、アスリートに関わる仕事をしようと思いました。スポーツ科学系の分野も興味があったのですが、そういった仕事は大学での勉強過程で体育などの授業もあり、スポーツができないと難しいと思っていたため、他の職業を模索しました。中学生の時に学校に置かれていたリーフレットで、名古屋グランパスの栄養士さんの記事を読み、自分は食べることも料理することも好きなので、この仕事だったらできると思いました。スポーツと食事、自分の好きなことをかけ合わせた仕事なのでいいなと思い、管理栄養士を目指すようになりました。
さやかさんはOTOMOアカデミーの卒業生ですが、どういうきっかけでOTOMOアカデミーを知りましたか?
さやかさん:Instagramで知りました。OTOMO主催のワンデイセミナーには何回か参加していたのですが、セミナーの後にOTOMOアカデミーの無料説明会があったので聞きに行きました。それまで色んなところで勉強をしてきて、自分の強みは論文を読むことに抵抗がなく、むしろ夢中になれるので、もっと深めたいと思っていたため興味を持ちました。
森下:どうして受講しようと思いましたか?
さやかさん:学生時代、最新のスポーツ栄養の情報に触れることがありとても勉強になりました。当時は大学1年生だったこともあり、訳もわからず論文を読み、必死に食らいついていました。OTOMOのアカデミーでもそういった講義があることを知って興味を持ちました。OTOMOアカデミーを知ったのが大学4年生で、大学の授業もたくさん受けて解釈もできるようになっていたので、もう一度学んでみたいと思いました。
また、OTOMOアカデミーの説明会の時に「OTOMOアカデミーを受講することは、今は自己投資になりますが、社会人になったときにOTOMOで働くことで、絶対に返ってきます」という話を聞いて、卒業後もスポーツ栄養に関われるのであればやってみたいと思い、受講を決めました。
※OTOMOアカデミーの授業はさやかさんが受講された当時のものです。年度によって授業や講師は変更になる場合があります。
OTOMOアカデミーを受講していかがでしたか?
さやかさん:思った以上に色んな事が学べました。
学術の講義は想像通りで、やりたかったことができました。毎回、課題をするために論文を読むので、最新のエビデンスに触れることができて楽しかったです。
月替わりの講義は、もっと深めたいと思うきっかけになる講義が多かったです。例えば、河内瑠璃先生のカウンセリングの講義を聞き、食事指導をもっとできるようになりたいと思いました。三城円先生のライフプランの講義は、仕事で迷った時などに何度も見返し、自分の好きなことや将来どうなりたいかを考えています。人からどういう風に見られるかという話も勉強になり、身だしなみやセミナーでの立ち居振る舞いを意識するようになりました。
料理課題に関しては、それまでは何となく自己流でしていたため自信がありませんでしたが、こういう風にすればよいというのが改めてわかり、自分の中で整理ができました。大学でも調理の授業はありますが、大人数で受講するため、一人ずつ時間をとって見てもらえないので、これで合っているかな?と思うことが学年を重ねるにつれて増えていました。それを解決することができたのがよかったです。
毎月講義を受けるたびに気付きがあり、より学びたいと思うことが見つかり、毎回少しずつ自分の中で変わっていくことがあったように思います。自分の中で引き出しが増えました。
また、一緒にOTOMOアカデミーを受けていた仲間が頑張っている姿を見て、私もやらなければ!と刺激を受けていました。時には「課題が大変だね」と言い合いながら取り組んでいました。仲間とはアカデミーが修了してから、会うようにもなりました。
OTOMOではどんな仕事をされていますか?
さやかさん:今はOTOMOアカデミーのOG会の運営や海外研修の企画・運営、アスリート寮で食事提供をしています。過去にはジュニアアスリートのアンケート集計もしました。
OTOMOアカデミーOG会は、アカデミーを卒業してから論文を読む機会が減ったので、卒業生や委託スタッフ、OTOMOスタッフの方と一緒に勉強会という形で実施しています。今後は、みんなで料理もしたいと考えています。
海外研修(シンガポール研修)は、研修内容を考え、現地の施設とやり取りをしています。研修内容は、海外で和食を作ること、英語でシンガポール料理を習うこと、そして、現地のサッカーチームでの補食提供や日本人選手・スタッフへのインタビューすることです。また、シンガポールはスポーツ栄養が発展しているので、現地のスポーツセンターの見学やスポーツ栄養士さんへのインタビューなども予定しています。
未知の世界なのでドキドキ、ワクワクしています。
※海外研修の内容は、インタビュー時に検討しているもので、変更の可能性があります)
OTOMOで委託スタッフとして働いてみていかがですか?
さやかさん:スポーツ栄養をするにあたりOTOMOで働いてみたいという思いがあったので、そこに足を踏み入れられたことが感慨深かったです。その一方で、自分の実力が不足している部分も浮き彫りになっているので、これから色んな仕事を通して経験を積み、どんな状況でもアスリートにオトモできる存在になれるように頑張りたいと思っています。
ここからはパーソナルな部分について聞いていきたいと思います。
普段、本は読みますか? おすすめの本があれば教えてください。
さやかさん:めったに本は読まないのですが、本屋に行くのが好きなので、そこでビビッときた本があれば買うことが多いです。最近読んだ本でおもしろかったのは「野球を科学する」という本で、野球の体づくりのことが書かれています。プレーと筋肉量やコンディションの関係性について、感覚ではなく理論で説明してくれているので面白いです。何回か読み返しています。
座右の銘はありますか?
さやかさん:『やらぬ後悔より、やる後悔』です。私はあまり後悔することがないタイプなのですが、一歩踏み出す時に躊躇してしまう時や、何かをする時にやるかやらないか迷った時に思い浮かびます。やらずに後悔するより、やって後悔したほうが「あの時やればよかった…」という心残りがないので、私はよいと思っています。また、自分がやらなかった時に、他の人がやって楽しんでる様子を見たり、いい思いをしているのを見るのが悔しいので、それならやった方がよいと思っています。
身につけたい能力はありますか?
さやかさん:スポーツ栄養に関することではメンタルの部分で、こういう状況の時、自分はこう思うがアスリートはどう思っているのだろうか?と考えることが多いので、それをくみ取れる力が欲しいです。また、今ある知識だけではアスリートのコンディションが良いのか悪いのかが分からないことも多いのですが、それが分かればもっとアスリートに対してアプローチができると思うので、スポーツ栄養の枠にとらわれず、アスリートに関することを幅広く学びたいです。
趣味や休日のリフレッシュ方法を教えてください。
さやかさん:何も予定のない日は、よく寝ます。実家に帰った時は、ほとんど寝ています。
その一方で、アウトレットに買い物に行くのも好きですし、郊外に行って自然と触れるのも好きです。
社会人になってからはサウナにも行くようになりました。長時間入るのは苦手ですが、サウナに入った後、外気浴でボーっとしながら考え事をするのが好きです。
ピラティスの資格を取ってからは、家でピラティスをすることもあります。体がだるいと思った時にすると、よくなる感覚があります。ピラティスをすると姿勢が正しくなるので、食事や私生活の他の部分も整えなければいけない気持ちになり、全体的に良い方向へ向くと思います。
さやかさんありがとうございました。
さやかさんは明るく前向きな性格で、アカデミー生の頃は講義や課題にも積極的でした。卒業後は委託スタッフとして初めての業務も楽しみながら奮闘されています。今後もさやかさんのように即戦力として一緒に働けるスタッフを増やしていきたいと思っています。
次回は、海外勤務の委託スタッフを紹介します。
<海外研修について>
『OTOMO海外研修inシンガポール』を2025年3月7日(金)~10日(月)の日程で開催いたします。
現在参加者を募集しておりますので、興味のある方はぜひご参加ください。(定員になり次第締め切ります)
海外研修の詳細はInstagram(@otomo_2525)をご覧ください。