牛若
イラストや絵
主に近代文学者達のシリーズです!
粘土細工とか
世にも奇妙なドラゴニア、澁澤龍彦の世界の始まりです。 今回は最近私が知った作家?澁澤龍彦についてです。 突然ですが、世界の中心は澁澤龍彦らしい。 これは実話で澁澤は約束に遅れた際には「俺は世界の中心だ」みたいなことを言ったらしいです。 これには〈それでも地球は動いている〉のガリレオも驚きですね。 澁澤中心説に関連していますがサド裁判というのもあります。簡単にいえば澁澤の作品は猥褻か藝術かという裁判です。(澁澤は少しアウトな作品多めです) この際にも澁澤は当の本人なのに裁
天皇陛下御即位を一国民として慶申し上げます。 ところで新元号の令和の出典といわれる万葉集、今回は個人的な新元号解釈を述べます。 まずこの度は初めて日本の古典を出典とし公表されたわけです。ちなみに平成は中国の史記。司馬遷の著作からです。 この万葉集の令和の詩ですが漢文で記されています。何故なら当時の日本には文字がなかったからです。つまり中国の漢字を基にしたというわけです。 他にも令和というのは中国の古典、文選にも記されているという事実もあります。 元号は各分野の専門家が決
にゃんこスター☆?
異色の組み合わせだが、まず司馬遼太郎の作品に尻啖え孫市、というものがある。動詞の命令形に人名。 まさに太宰治の走れメロス、と同じ構造である。 走れメロスは言わずと知れた作品な為内容は割愛するが、尻啖え孫市のあらすじはザッと下の様な感じ 戦国時代。日本一という旗を持った男がのそのそと織田信長の城にやって来る。その男が最強の鉄砲隊を率いる孫市である。その後、恋焦がれた女(孫市曰く織田家の女だとか)を秀吉と共に探す事になる、しかし信長は何処の馬の骨とも知れぬ奴に織田家の女は
今日は中原中也の命日みたいです。特に決まった呼び名はない様ですが私は勝手に「山羊忌」と呼んでいます。勿論、山羊の歌からです。残念ながら山口へ行きたけれど山口は遠し、という事で遠方ながら追悼します。 #中原中也
枕草子、方丈記、徒然草、聞いた事はあるものの違いや特徴はよく知らない。特に方丈記と徒然草は…。という方は少なくないでしょう。という事で今回は日本三大随筆特集です。 時代順に見ていくと、まず枕草子。清少納言。 春はあけぼの…の方です。よく間違われるのが紫式部。同時代に活躍した女流作家という点が被っています。二人共、仲の悪いイメージが強いです。これは双方が互いの日記で相手の事を批判した事からの様です。 例えば清少納言は紫式部の夫の悪口を書き、一方で紫式部も清少納言は漢文の教養
何故か今日の夢に田山花袋が出てきた。 それも友人の祖父という設定で、気がつくと私と花袋だけで古本屋を探索しており花袋は洋書を買っていた。やけに礼儀作法に厳しく友人と距離をとろうかと思う程だが本の話を熱心に聴いてくれた為、花袋の印象が良くなると共に寝起きがよかった。 #田山花袋
最近読んだ司馬遼太郎の風塵抄。小説ではなくエッセイ?。私自身が学生な為か一番印象深かったのが独学、司馬遼太郎が学生時代に英語教師が嫌いで意地でも教科書を開かず参考書で独学すると英語が得意になったという話。司馬流勉強法、個人的には参考書の種類が知りたい。
今日は豊臣秀次の忌日です。しかし秀次とは?と大体の人が思うでしょう。 秀吉と一字違いの彼は、秀吉の養子です。 詳しくは下図で分かるように甥ですね。 しかし養子といえども秀吉の下には秀頼がいます。実は秀頼が彼の人生に大きく関わります。 秀吉は長年子供に恵まれず、自分の跡を甥の秀次に継がせようと考え、実際に秀次に関白職を譲っています。しかし秀吉の側室淀殿が秀頼を生むと事態は変わり秀吉は実子の秀頼に跡を継がせようと考え始めました。いわゆる邪魔者になった秀次は高野山へ追放されます
「私達、死んだら絶対地獄に堕ちるね」 信子はクリームソーダのアイスクリームを器用に匙で溶かしながらいう。 「そんな事より、アイスクリーム漏れてるよ」僕が言うと机に溢れた緑の液体を信子は雑に手でのばした。 「相変わらずだわ恭介君は、それより貴重な財産を早速クリームソーダに使っちゃたわね」信子はメロン風味ソーダをかき混ぜながら笑う。 「まぁ、どうにかなるよ」僕は多彩な光を放つ窓を眺めながら言う。信子は僕の顔を見るなりソーダを音を立て意地らしく飲み干した。8月14日 僕等は家出を
今日は民俗学界の巨匠、柳田國男の誕生日。最初のイラストは柳田國男が弟子の折口信男を召喚している絵です。友達妖怪信ニャンです。 柳田國男は前の河童特集で扱った遠野物語の作者です。遠野は岩手県のある地域の事で遠野の人佐々木鏡石君から作者が聞いたものを集めたのが遠野物語。いわゆる遠野版の耳袋!(耳袋は江戸の怪談を集めた説話集) お馴染みの河童や狐から神隠し…あなたの知らない魑魅魍魎ワールドがあります。とても面白い本ですが一つ難点が…それは、遠野物語は文語体であるというもの。文語体と
太宰治関連の書籍を読んでいると必ずと言っていいほど味の素が出てくる気がします… 太宰治の友人檀一雄の小説太宰治にも鮭缶を味の素をかけて食べるという記述があり、その味の素へ対する偏愛は並々ならぬもので井上ひさしが檀一雄に聞いたところでは羊羮にも味の素…挙句に「地上で信用していいものは味の素だけ」とこぼしています。 太宰治は今の時代ならAJINOMOTOのイメージキャラクターになっていたかもしれません…ちなみに檀一雄は味の素のCMに出演したとか。 #歴史 #太宰治 #味の素 #