万葉集について
天皇陛下御即位を一国民として慶申し上げます。
ところで新元号の令和の出典といわれる万葉集、今回は個人的な新元号解釈を述べます。
まずこの度は初めて日本の古典を出典とし公表されたわけです。ちなみに平成は中国の史記。司馬遷の著作からです。
この万葉集の令和の詩ですが漢文で記されています。何故なら当時の日本には文字がなかったからです。つまり中国の漢字を基にしたというわけです。
他にも令和というのは中国の古典、文選にも記されているという事実もあります。
元号は各分野の専門家が決めるものです。その中には中国文学の専門家もいたであろうのに指摘しないのは不自然ではあるまいかと私は考えます。
では何故、日本の古典にこだわったのか。それについて私は理由がいくつかあると考えました。
まず国民へ関心を持たせる狙いがあったと思います。今、福岡の太宰府が令和フィーバーに湧いていますがこれも日本に関連している、つまり一種の観光スポット的なものとしてだと思いまた万葉集が注目されているのも故意的ではな狙いがあったのではと思いました。
次に万葉集の歴史的背景が関連していると考えます。万葉集は記録に残る最古の歌集です。また様々な身分の人の歌が集められたという点は重要なポイントだと考え、そして万葉集が文字で歌を遺した日本の文学的な始点であることも一因ではと考えました。
つまり万葉集が様々な人々により形成された新しい文化の象徴であると捉えたと私は思います。
発展が著しい現代、古典的文化の風化が叫ばれる一方で若者達により新たな文化が発信され続ける、令和はそんな日本の文化の発展を願った新元号ではないでしょうか。