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#11 絵を描く。 クジャク参り
凸凹発達の息子8歳。
言葉の壁が厚い彼にとって、絵を描くことは、表現ツールの1つになっています。
毎日A4コピー用紙にせっせとしたためる絵の数々。
今回も、とあるブーム(こだわり)についての記録です。共に絵もお楽しみください。
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2022年春先にクジャクにハマっていた息子。
体の倍以上もある それはそれは絢爛豪華な羽根を惜しげもなくブワッと広げ、
優雅なウォーキングを見せてくれる公園のクジャク。
休みの度に
「クジャク見る!」と伝えてくるので、
毎週、クジャク参りをしていました。
そして、クジャクだけで、毎回30分以上はその場を離れません。
遊具には見向きもせず、ケージの前を行ったり来たり。
何をそんなに毎度熱心に見ているのか…
動物大好きな私も、始めこそ様々な発見に胸をときめかせ、息子に面白さを語り掛けたりもしましたが…
ネタも尽き、流石に飽きてしまうほどです。
が、しかし。
2022年夏頃にると。
「クジャク参り」への情熱は突如冷めてしまったのか…ブームは過ぎ去りし様子でした。
それが、師走に入った最近のこと。
1枚だけ、A4の白い紙の中央に、
ボンッ!と描かれたクジャクの絵が、
60色クーピーペンシルの上に置かれていたのです。
それは、
虹色に輝きを放つクジャク。
なんだか、
2023年に向けて運気をぐんぐん上げてくれそうな気概を感じる絵なので、展覧することにしました。
悟った雰囲気を纏う目の表情が私の個人的なお気に入りです。
ご利益ありそうだ。
アップにすると、飾り羽根の目の様な模様まで何色か色を重ねているのが分かります。
お主やるなぁ。
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他にも、
今年の夏頃に、他の動物の絵に混じってノーマルなクジャクを描いていましたので、
そちらも合わせて展覧します。
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さすがだ!
熱心にお参りしたかいがありました。
観察眼も磨かれたようです。
特徴を捉えた独特な描き方は、
贔屓目に見て、実にアッパレです。
毎日絵を描ているので、
表現やアレンジが急に変わったり、線の自由度が高くなっていたり、複数の色が使えるようになっていたりと、何かと勝手にレベルアップします。
普段は外に表さない感性が垣間見られるのも面白さのひとつです。
この数年間だけで、相当な枚数を描きました。
コピー用紙数百枚入りが、確か4束以上。
私がこれまでに描いただろう絵の数をこの年齢で軽く上回り、
画力に至っては夫婦共々さっさと追い越されました。
こりゃぁ参りましたぁ〜。
好きこそものの上手なれ。
興味関心 × 何度も繰り返す行動(こだわり) × 好きな表現ツール(息子にとっては絵を描く事)
が掛け合わされれば、無敵感満載です。
『こだわり』もプラスに振れて、
ちょっぴり平安な日常になれたりもするんだなぁ。
「クジャク参り」のブームは再来するのかは謎ですが、何かしらブームは途切れる事なく続きます。
今年も残すところ、あとわずかとなりました。来年はウサギ年ですね。
息子のブーム参りの前に、年明け一発目は神聖に神社参りがしたい!と願いを込めて思った次第です。
ではでは。
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