私は彼が好きだった
私は彼が好きだった
私はどんなかれもすきだった
突然開いた壊れた自動ドアのように
閉じなくなったわたしのこころ
私は彼が好きだった
彼と一緒に歩く道が好きだった
彼と行くコンビニが好きだった
彼が選ぶコンビニのごはんは決まって
生ハムだったがそんなところが好きだった
彼が家に来て1時間行ってくるってジムに行く姿が好きだった
彼と行くドン・キホーテが好きだった
時折道路に移る2人の影が好きだった
喧嘩した六本木のイルミネーション、それでもあの日見たイルミネーションが1番だった
彼はよくコロチキのナダルの動画を見た、一緒に見た、たまに私は面白くなくても隣でわらってる彼を見るのが好きだった
彼はネズミが嫌いだった、わざとネズミの動画を見せたりして、彼もまた私の苦手なゴキブリの動画を見せたりして、やりすぎて喧嘩した
彼はよくYouTubeの動画レシピを見てはそれを私に作ってくれた、美味しかったすきだった
彼と食べた浅草のフリッツブルージュ
今私浅草の近くに住んでるの
UberEATSで頼んでみたよ
味があるのに味のしないフリッツブルージュ
一緒に写真を取り合って食べたフリッツブルージュはあんなに美味しかったのに
彼はもう私の隣にいない2年の月日が流れた
彼はもう私の隣にいない
毎日のように見る彼のInstagram
元気にしている彼、私といた時はロン毛だった彼は今では短髪の彼
きっと私の思い出も髪と一緒に切ってしまったのかなあ
私は今も変わらず伸ばし続けているロングヘア
でも私はもう彼に連絡しない絶対にしない酔っていてもしない死ぬ間際でもしない
彼の今の心に私はもう居ないから
ほかの彼でも埋められるかなって思ったマッチングアプリ、結果全然埋まらない
それどころか彼と比べ彼だったらこう思うだろうとこう言うだろうと思ってしまう
今この文を書いていてふと彼が見てくれたりしないだろうかと淡い期待も抱いてしまう程に彼が好き
彼の生き方が好き、ほかと一線引いた交えない彼の独特な生き方が好き
もうこの世界を生きていて彼と似た人に出会えるだろうか
でもそれがだめなんだろう
彼と似た人ていたら結局彼を思い出す
でも彼ともう1度出会いからやり直すことはもう2度とできない、生まれ変わらない限りできない
彼はこの先色々な出会いをするんだろうな
私じゃない違う誰かと
今でもその時でも1mmでも私の方が良かったんじゃないかと思って欲しい
混じり合うことがなくても隣で彼の鍛え上げられた左腕の枕で寝るのが好きだったんだよ
誰と寝てもこれじゃないって思うの
彼が好きなの
この気持ちを分に記して。
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