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筒井康隆「笑うな」の感想を書く。



「笑うな」とは

筒井康隆の短編集。短編小説よりさらに短い短編をショート・ショートと言うが、その34編を集めた本。

全体としての感想

ヤバい。マジで衝撃。短編小説ってこうなの?って感じ。

シニカルさ

圧倒的な後味の悪さ。だけどそれがクセになるから読み切れる。人間の考えや心のドス黒いところにフォーカスして書かれている。星新一のような読みやすさや気持ちの良い伏線回収と比べれば、それとはまた違ったブラックな方向性で没頭させ、比較的にはラストに全振りしてる作品もある。皮肉的な意味で、クスッと笑ってしまうものもある。

独特な世界観

文体の古さや前述したシニカルさからくる独特の世界観がクセになる。これに関しては、読まなければ感じるのはむずいかも。

R-15?

ネタや描写(←特に!)など、かなり個人差だが、気分が悪くなりそうなもの、卑猥な言葉もまあまあある。正直、これが本屋で買えてしまうのが恐ろしいレベル。「笑うな」の他に、「くたばれPTA」なども少し読んだが、グロ描写が苦手な人は、後者に収録されている「かゆみの限界」などやや注意。下ネタが苦手な人など、「レモンのような二人」や、この健全な(?)noteアカウントでは書けないようなタイトルの某短編など、普通に注意。ワンチャン規制な感じ。

表紙

著作権が怖いので、表紙は載せないけど、表紙に惹かれて649円の出費を決意した。半分表紙に惹かれて買った。面白い🤨。

まとめ

普通の短編や本とはいい意味でも悪い意味でもひと味違う。好みはめちゃ分かれそう。

おわりに

ここまでの読了、ありがとうございました!意外とこの人の記事、面白くなくはなくね?と思ったそこのあなた。スキ、フォローが励みになります。是非ともよろしくお願いします。今回はノリで本のレビューなんて書きましたが、普段は趣味に関する自分語りをしています。よろしくお願いします。それでは!


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